この記事では、ワードの図形の文字が見えない原因と対策について、実際の操作画面のスクリーンショットを交えて詳しく解説していきます。
今回は、よくある3つの原因とその対策、解決方法をそれぞれ紹介していきます。
ワードで図形の文字が見えない原因(その1)
まずは、特に初心者の方に多い原因を紹介します。図形の中に文字が見えない、または図形の中に文字が打てないという方は是非確認してください。
では文字を打つ前に図形を挿入します。今回は分かりやすく正方形/長方形の図形を使っていきます。
①挿入タブ⇒②図形⇒③正方形/長方形⇒挿入したい場所に挿入したい大きさでドラッグ
この順番に操作していき、図形を挿入します。
このような青い図形が挿入出来ました。
作成後そのまま文字を入力すれば、図形の中に文字が入力されるはずですが、図形作成後に図形以外の場所でマウスをクリックしてしまった場合、図形の選択が外れ図形内ではなく、マウスカーソルの場所に文字入力されてしまいます。
無意識にクリックをしてしまう方も多いので、文字入力前に図形を見て確認しましょう。
図形の周りに白い〇が表示されていれば、文字入力が出来ます。
〇が表示されていなければ、必ず図形をクリックして〇が表示されているのを確認してから文字入力を行いましょう。
ワードで図形の文字が見えない原因(その2)
続いて、考えられる原因は文字が幽霊になっている場合です。
文字が幽霊・・・馬鹿にしているのか?と思った方、そうではありません。大真面目です。
では実際に解説していきましょう。
まず1と同じく図形を挿入します。そうしたら、図形を使いやすい白に変更しましょう。
①図形の書式タブ⇒②図形の塗りつぶし⇒③白色
この順番に選択すると図形が白色に変更されます。
さぁ、図形が白くなりました。文字入力をしていきましょう。今回はこんにちはと入力します。
・・・・あれ?確かに入力したはずなのに文字が見えません。
これがあるのに見えない先ほど言った幽霊現象です。
図形は本来基本の色が決まっています。(図形:青、アクセント1 文字:白色)
そのため図形を白色に変更したことで、図形の白色と文字の白色が同色で文字の判別が出来なくなってしまい幽霊現象が起きてしまったのです。
この現象の解決方法は、1つ文字の色を変更することです。
それでは変更していきます。
ここで1つ注意しなくてはいけないことがあります。それはそのままの状態でフォントの色を変更してはいけません。
なぜなら文字入力後図形内に文字入力のカーソルが表示されているからです。カーソルが表示されていると今から入力する文字のフォントの色変更となってしまいますので、必ず図形の中のカーソル表示を消してフォントの色を変更しましょう。
①図形の書式⇒②文字の塗りつぶし⇒③好きな色を選択(ここでは黒を使用)
この順番でフォントの色が変更されます。
さぁ、図形を確認してみましょう。
幽霊化していた文字がはっきりと確認出来ました。
これで問題解決です。
今後は文字入力前に、図形の色を変更する場合は同時にフォントの色も変更するということをセットでしっかり覚えておきましょう。
ワードで図形の文字が見えない原因(その3)
もう一つ考えられる原因は、図形の大きさとフォントの大きさに関係しているものです。
これは図形の塗りつぶしを白、文字の色を黒に設定し、こんにちはと入力した図形です。
文字が見えません。
この場合、フォントの大きさに対して図形の大きさが小さすぎるのが原因です。
確認方法としては、図形をダブルクリックします。
するとこのように文字入力のためのカーソル(点滅する縦棒)が表示されます。
そのカーソルの大きさが図形からはみ出している場合に文字が見えないという現象が起きてしまいます。解決するためには、フォントサイズを小さくするか、図形の大きさを大きくする必要があります。
まず文字を大きくする場合、現時点で文字入力カーソルが表示されていますので、カーソル表示をなくします。
図形の外でクリック⇒図形をクリック
・カーソル表示がない。
・図形上に白い○が表示されている。
この時、上記2つを必ず確認してください。
確認出来たら、あとはホームタブからフォントサイズを選んで文字を小さくしてあげましょう。
図形を大きくする場合は、図形の角にある白い○にマウスカーソルを合わせ左右矢印を表示させてドラッグしましょう。
文字の大きさに合ったサイズになれば入力した文字が全て表示されます。
例えば、入力した文字の最後だけ表示されていない場合もこのサイズが原因のことがほとんどです。一度確認してみましょう。
まとめ ワードで図形の文字が消えた時の対処方法
今回ワードで図形の文字が見えない原因と対策を解説しました。
ワードでのさまざまな操作を覚え、日々の業務に活かしていきましょう。
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