たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「革へんに菊(鞠)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この革へんに菊(鞠)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
革へんに菊(鞠)の意味や読み方は?
それではまず革へんに菊の漢字(鞠)の意味や読み方について見ていきましょう。革へんに菊(鞠)という漢字の読み方は音読みで「キク」、訓読みで「まり」となります。
革へんの右部分の漢字は、「菊の草かんむり下の部分」を指します。今回は馴染みのある「菊」を使って、「革へんに菊」と表記していきます。
音読みの「菊」は、鞠の右部分に草かんむりを付けると、花の「菊」となることから覚えやすい読みですね。訓読みの「まり」は既に知っているかたもいるかもしれません。平安時代の貴族たちの遊び「蹴鞠(けまり)」の「まり」ですね。
「鞠」の意味は5つあります。少し多めですが一つ一つ見ていきましょう。
1つ目は「なめし革でつくった、けまり。まり。」です。
2つ目は「育てる。やしなう。」です。熟語「鞠育(きくいく)」はこの意味を持ちます。
3つ目は「年が若い。おさない。」です。「鞠子(きくし)」という熟語を聞いたことがあるでしょうか。この熟語は、比較的よく耳にする「稚子(ちご)」と同じ使い方をします。
4つ目は「体を折り曲げる。かがむ。かがめる。」です。「鞠躬(きっきゅう)」という熟語の意味にも通じます。普段あまり見かけない「躬」という漢字は「からだ」を表します。意味をイメージしながらだと記憶に残りやすいですね。
5つ目は「きわめる。取り調べる。ただす。」です。「鞠訊(きくじん)」という熟語の意味にあたります。漢字「訊」は「き(く)」と読むように、犯人取り調べなどのニュースで見かけたことがある方もいるでしょう。
革へんに菊(鞠)を始めとして漢字全般の意味では、前後の文脈や使われる熟語などによっても変化すると覚えておくといいですね。
革へんに菊(鞠)の漢字の部首や画数は?
なお、革へんに菊(鞠)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、革へんに菊(鞠)の部首は「革へん」であり、画数は「17画」となります。
革へんに菊(鞠)の書き方や書き順は?
また革へんに菊(鞠)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
革へんに菊の漢字の書き順は以下の通りです。
革へんに菊(鞠)の1画目は「革」の上部横棒を書きます。
2画目は「革」の上部、左縦棒を下ろします。
3画目は「革」の上部、右縦棒を下ろします。
4画目は「革」の上部、左・右縦棒を繋ぐ横棒を書きます。
5画目は「革」の中部、口の左縦棒です。
6画目は「革」の中部、口の上横棒から右縦棒を書きましょう。
7画目は「革」の中部、口の下横棒になります
8画目は「革」の下部、横棒ですね。
9画目は「革」の上中下を繋げる縦棒を下ろします。
10画目は「菊」の草かんむり下部分、上部から左に払いましょう。
11角目は「菊」の草かんむり下部分、上部で左から右へ横棒を、丸みを帯びるよう下に下ろし、最後跳ねます。
12画目は「菊」の草かんむり下部分、米の左上の点です。
13画目は「菊」の草かんむり下部分、米の右上の点です。
14画目は「菊」の草かんむり下部分、米の横棒です。
15画目は「菊」の草かんむり下部分、米の縦棒を下ろします。
16画目は「菊」の草かんむり下部、米の中心部から左へ払います。
17画目は「菊」の草かんむり下部分、米の中心部から右に留めます。
これらが革へんに菊(鞠)の書き方です。
革へんに菊(鞠)の熟語は?
革へんに菊(鞠)を用いた熟語について確認していきましょう。
革へんに菊(鞠)を使った熟語としては、
・鞠育(きくいく)
・鞠躬(きっきゅう)
・鞠躬如(きっきゅうじょ)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 革へんに菊(鞠)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、革へんに菊(鞠)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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