たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「耳へんに沈(耽)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この耳へんに沈(耽)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
耳へんに沈(耽)の意味や読み方は?
それではまず耳へんに沈の漢字(耽)の意味や読み方について見ていきましょう。
耳へんに沈(耽)という漢字の読み方は音読みで「タン」、訓読みで「ふける」となります。
この耳へんに沈の漢字(耽)には、「(特定の世界や価値観、趣味などに)没頭すること」「度をすごして楽しむこと」「夢中になる」という意味があります。
訓読みの「ふける」は「物思いにふける」などに遣われる「ふける」ですが、訓読みが漢字の意味そのままで、大変覚えやすいですね。
耳へんに沈の漢字(耽)を用いた熟語の一つに、「耽美(たんび)」という言葉がありますが、こちらも一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
「耽美」の意味は「美を最も価値あるものとして、その世界に陶酔すること」です。
分かりやすい例として、映像・音楽・絵画・文学などの芸術作品について説明する際に、「耽美な世界観」「耽美な映像表現」などのように遣われます。
数ある芸術作品の中でも、特に「美しさ」にフォーカスしてつくられた作品を言い表すためによく用いられます。
また、「耽読(たんどく)」という熟語には、本などを「夢中になって読みふけること」という意味があります。
「耽」の漢字だけで見ると読み方や意味に悩んでしまいそうですが、熟語とその意味を思い返すと、音読み/訓読みどちらもスムーズに覚えられそうですね。
耳へんに沈(耽)の漢字の部首や画数は?
なお、耳へんに沈(耽)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、耳へんに沈の(耽)部首は「みみへん」であり、画数は「10画」です。
耳へんに沈(耽)の書き方や書き順は?
また耳へんに沈(耽)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
耳へんに沈の漢字の書き順は以下の通りです。
耳へんに沈(耽)の1画目は耳へんの一番上にある横棒、「一」の部分から始まります。
2画目は耳へんの縦棒で、1画目と垂直に書き始め、まっすぐ下に伸ばします。
3画目は耳へんの二番目の横棒となります。
4画目は耳へんの三番目の横棒になります。
5画目は耳へんの一番下の横棒で、やや右上がりに書きます。
6画目は耳へんの右側の縦棒で、長くまっすぐ下に伸ばします。
7画目は「沈」のかんむりの書きはじめの点部分です。
8画目は7画目の点から繋いでまっすく横棒を書いて払います。
9画目は8画目に書いたかんむり部分を突き抜けて左下に長く払います。
10画目は9画目の払いの中央あたりから下方向に書きはじめ、横棒を書いてから右上に跳ねます。
これらが、耳へんに沈(耽)の書き方です。
耳へんに沈(耽)の熟語は?
さらには、耳へんに沈(耽)を用いた熟語についても確認していきましょう。
耳へんに沈(耽)を使った熟語としては、そのほかに
・耽溺
・耽読
・耽美
・耽湎
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 耳へんに沈(耽)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、耳へんに沈(耽)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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