たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「足へんに尊(蹲)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この足へんに尊(蹲)の漢字のの意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
足へんに尊の漢字(蹲)の意味や読み方は?
それではまず足へんに尊(蹲)の意味や読み方について見ていきましょう。
足へんに尊(蹲)の読み方は、音読みで「ソン」「シュン」、訓読みで「うずくま(る)」「つくば(う)」「つくば(い)」となります。
もともとの成り立ちは足を使った動作を表す「足へん」に「ソン」という音を表す「尊」がついてできた形成文字です。厳密には、蹲のつくりの右側と尊では、別の文字なので注意しましょう。
漢字検定では一級で出題範囲になる、難しい字ですね。
足へんに尊(蹲)の意味は、「うずくまる、しゃがむ」「しりごみする」「つくばい(茶道における茶室に備え付けられているもの)」があります。
読み方そのものが意味に当たるといえるでしょう。
音読みは尊と同じ読み方の「ソン」なので、覚えやすいですね。
足へんに尊(蹲)の漢字の部首や画数は?
なお、足へんに尊(蹲)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、足へんに尊(蹲)の部首は「足へん」であり、画数は「19画」です。
また、足へんに尊(蹲)の書き方や書き順についても見ていきましょう。
足へんに尊(蹲)の書き方や書き順は?
先ほどもあったように、右側の「尊」の字の上側の2つある点が、通常どおりの「尊」とは異なることに注意しながら書いてみましょう。「蹲」この漢字だと,上の部分が「八」のようになっているのが分かります。
足へんに尊(蹲)の書き順は以下の通りです。
2画目は口の部分の上と右の部分です。1画目は足へんの口の部分の縦棒です。
3画目は口の部分の下の部分です。
4画目は口の下につく棒の部分です。
5画目は4画目の真ん中のあたりにつく、右側に伸びる横棒です。
6画目は,4画目に並行に書きましょう。左側に短めに書きます。
7画目は、4画目と6画目の下の方にくっつけて書く横棒です。少し右肩上がりにシュッとひきます。
8画目は、「蹲」の右側の字の部分、八の字の左側の部分です。
9画目は、八の字の右側の部分です。
10画目は、真ん中の「酉」の部分の横の画です。
11画目は、左の縦棒です。
12画目は、11画目に続く上の部分と右の部分です。
13画目は、10画目と11画目を結ぶ左へのはらいの画です。
14画目は、13画目とは逆方向の、右への画です。
15画目は、11画目と12画目をつなぐ横線です。
16画目は、横線でこの部分を完成させます。
17画目は、「酉」の部分の下の横線の部分です。
18画目は、その横線に縦棒をくわえます。
19画目は点をうち、これで「寸」が完成します。
足へんに尊(蹲)の熟語は?
さらには、足へんに尊(蹲)を用いた熟語についても確認していきましょう。
足へんに尊(蹲)を使った熟語としては、
・蹲踞(ソンキョ)
蹲踞…相撲や剣道の試合をする前に、試合相手と向き合って腰を下ろす姿勢のこと・体を丸めてうずくまる姿勢のこと
・蹲循(シュンジュン)
蹲循…「逡巡」とも書き、決断できないで、ぐずぐずと悩むこと
などがあります。
まとめ 足へんに尊(蹲)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、足へんに尊(蹲)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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