たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「西みたいな漢字(酉)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この西みたいな漢字(酉)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
西みたいな漢字(酉)の意味や読み方は?
それではまず西みたいな漢字(酉)の意味や読み方について見ていきましょう。
西みたいな漢字(酉)という漢字の読み方は音読みで「ユウ」、訓読みで「とり・」「ひよみのとり」となります。
西みたいな漢字(酉)は多くの方がご存じの通り、十二支の鶏である「酉(とり)」にあたります。
また古来は西の方角をあらわす言い方として「酉」が用いられ、時刻においても午後六時とその前後2時間(5時~7時)の時間帯は「酉の刻(とりのこく)」と言われていました。
動物の「鳥(とり)」と読み方は同じですが、本来は西みたいな漢字(酉)には鳥類をさす意味はありません。
そのため、「鳥」と区別をするために、「ひよみ(暦)のとり」と読むこともあります。
西みたいな漢字(酉)の元々の意味は「酒」をあらわす漢字であったと言われ、穀物が実って収穫できることや、成熟した状態をあらわす意味があります。
お米や麦、果実などを熟成・発酵してつくる酒造りの工程を考えると、漢字の意味がわかりやすいですね。
そして漢字の意味の通り、「酒」「酢」「醤油」などといった、穀物を熟成・発酵させてつくる食物の漢字にも多く用いられているので、とてもイメージしやすく覚えやすいですね。
そのほか、「酉の市(とりのいち)」「初酉(はつとり)」など、催事や行事をあらわす言葉は今も遣われており、「熟成(成熟)して完成する」という縁起担ぎの意味合いは今もなお色濃く残されています。
西みたいな漢字(酉)の漢字の部首や画数は?
なお、西みたいな漢字(酉)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、西みたいな漢字(酉)の部首は「ひよみのとり」「とりへん」などであり、画数は「7」です。
西みたいな漢字(酉)の書き方や書き順は?
また西みたいな漢字(酉)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
西みたいな漢字(酉)の書き順は以下の通りです。
西みたいな漢字(酉)の1画目は一番上の横棒でまっすぐ横に引きます。
2画目は1画目の書き始めのやや右下から書き始める縦棒で、まっすぐ下に引きます。
3画目は横棒で、2画目の書き始めと同じ位置からまっすぐ横に書き始め、折れて縦棒をまっすぐ伸ばします。
4画目は1画目の中央よりやや左寄りの部分から書き始め、左下に払います。
5画目は1画目の中央よりやや右寄りの部分から書き始め、下に伸ばして右にはねます。
6画目は下部の横棒で、4画目の払いの先の付近から書き始め、まっすぐ横に伸ばします。
7画目は最下部の横棒で、2画目の縦棒の書き終わり付近から書き始め、まっすぐ横に線を引きます。
これらが、西みたいな漢字(酉)の書き方です。
西みたいな漢字(酉)の熟語は?
さらには、西みたいな漢字(酉)を用いた熟語についても確認していきましょう。
西みたいな漢字(酉)を使った熟語としては
・初酉
・卯酉
・辛酉
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 西みたいな漢字(酉)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは西みたいな漢字(酉)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
コメント