たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「赤へんに文(赦)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この赤へんに文(赦)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
赤へんに赤の漢字(赫)の意味や読み方は?
それではまず赤へんに文の漢字(赦)の意味や読み方について見ていきましょう。
赤へんに文(赦)という漢字の読み方は音読みで「シャ」、訓読みで「ゆる(す)」となります。後で詳しく説明しますが、赤へんに文を正しくは赤へんに「攵(ぼく)」と書きます。今回はわかりやすく「文」と表記しています。
読み方としては訓読みの「ゆる(す)」の方が目にすることが多いのではないでしょうか。
ゆるすと聞いて「許す」と思い浮かべた人も多いかと思いますが、「赦す」と「許す」は同訓異義語に当たります。つまり、読み方が同じですが、異なる意味の漢字なのです。
詳しく説明すると「赦す」は刑罰や罪を放免する、ゆるすということです。「赦免(しゃめん)される」など、罪の疑いが晴れることや罪が軽くなったという意味で使用されます。
一方、「許す」の方は自由にさせる、聞き入れる、受け入れるということを表します。例えば、「お母さんに外出を許してもらう」、「時間が許す限り」など禁止されていたことから解放されるような意味ですね。
この二つを同じ例で比較すると、夫婦が二人で使うための貯金をしていたとしてどちらかが勝手に貯金を使ってしまったことを「ゆるす」時と貯金を使うことを「ゆるす」時とどちらの「ゆるす」を使うでしょうか?
もちろん、前者は罪を無かったこと、軽くすることを意味するので「赦す」、後者は許可を意味するので「許す」となりますね(^^)
赤へんに文(赦)の漢字の部首や画数は?
なお、赤へんに文(赦)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、赤へんに文(赦)の部首は「のぶん、ぼくづくり、ぼくにょう」であり、画数は「11画」です。
赤へんに文(赦)の書き方や書き順は?
また赤へんに文(赦)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
赤へんに文(赦)の漢字の書き順は以下の通りです。
赤へんに文(赦)の1画目が赤へん、土部分の上の横棒になります。
2画目は土の縦棒です。
3画目は土の下の横棒です。
4画目は赤へんの下部分で左にはらう縦棒です
5画目は右側の縦棒です。
6画目は1番左の短く左にはらう縦棒です。
7画目は1番右側の点です。
8画目はぼくづくりの上の短く左にはらう部分です。
9画目は8画目から右に引っ張る横棒です。
10画目は9画目右側の方から左下に向かって長くはらう部分です。
11画目は8画目左側の方から右下に向かって長くはらう部分です。
これらが、赤へんに文(赦)の書き方です。
赤へんに文(赦)の熟語は?
さらには、赤へんに文(赦)を用いた熟語についても確認していきましょう。
赤へんに文(赦)を使った熟語としては、
・赦免(しゃめん)
・赦状(しゃじょう)
があります。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 赤へんに文(赦)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、赤へんに文(赦)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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