たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「田へんに鳥(鴫)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この田へんに鳥(鴫)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
田へんに鳥の漢字(鴫)の意味や読み方は?
それではまず田へんに鳥の漢字(鴫)の意味や読み方について見ていきましょう。
田へんに鳥(鴫)という漢字の読み方は音読みが無く、訓読みで「しぎ」となります。
まず、この漢字は訓読みの「しぎ」のみです。
シギ科の鳥を表しており、この鳥は旅鳥で日本では春と秋に渡来するものなど全世界では96種類存在します。
ほとんどが絶滅危惧種に指定されていて狩猟禁止となっていますが食用の鴫もいます。
「鴫」は奈良時代に日本で作られた国字にあたり、国字とは中国以外で作られた独自の漢字体を指します。この「鴫」という漢字は田んぼに来る鳥ということから「鴫」となりました(^^)
また中国から来た漢字は「鷸」、こちらはシギ科の鳥の総称とカワセミ科の鳥を表す漢字です。
「鷸蚌(いっぽう)の争い」という、鷸が蚌(ドブ貝:日本では、はまぐりを表す)の身を食べようとして長い嘴(くちばし)を貝に挟まれ、気を取られているうちに漁夫に捕らえられてしまう、争いをしている間に共倒れとなり、第三者に利益を持っていかれてしまう様を表すことわざで使用されていますね。
よく「漁夫の利(ぎょふのり)」と一緒に使われることが多く、類句として扱われています。
田へんに鳥(鴫)の漢字の部首や画数は?
なお、田へんに鳥(鴫)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、田へんに鳥(鴫)の部首は「鳥へん」であり、画数は「16画」です。
田へんに鳥(鴫)の書き方や書き順は?
また田へんに鳥(鴫)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
田へんに鳥(鴫)の漢字の書き順は以下の通りです。
2画目は上の横棒と右側の縦棒ですね。
田へんに鳥(鴫)の1画目が田へんの左側の縦棒になります。
3画目は真ん中の縦棒です。
4画目は真ん中の横棒です
5画目は下の閉じる横棒です。
6画目は鳥の上の点です。
7画目は鳥の左側の縦棒から書いていきましょう。
8画目は1番上の横棒と右側の縦棒です。
9画目は8画目下の横棒です。
10画目は9画目下の横棒です。
11画目は10画目下の長い横棒です。
12画目は10画目下の横棒から下に折り返して下の点を包んでいるような部分です。
13画目は下の1番左側の点です。
14画目は13画目横の点です。
15画目は14画目横の点です。
16画目は15画目横の点です。
これらが、田へんに鳥(鴫)の書き方です。
田へんに鳥(鴫)の熟語は?
さらには、田へんに鳥(鴫)を用いた熟語についても確認していきましょう。
田へんに鳥(鴫)を使った熟語としては、
・鴫焼(しぎやき)
があります。「鴫」が使われていますが、今は鴫を使った料理ではありません。他にも数は少ないですが苗字にも使用されています。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 田へんに鳥(鴫)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、田へんに鳥(鴫)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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