たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに合(蛤)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この虫へんに合(蛤)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
虫へんに合の漢字(蛤)の意味や読み方は?
それではまず虫へんに合の漢字(蛤)の意味や読み方について見ていきましょう。
虫へんに合(蛤)という漢字の読み方は音読みで「コウ」、訓読みで「はまぐり」となります。
訓読みの「はまぐり」は日常でも馴染みのある読み方ですね。音読みは熟語で覚えると良いですね。
ここで蛤の漢字の意味について説明していきます。
まず、この虫へんに合(蛤)はマルスダレガイ科の貝のはまぐりのことです。食用として重要な貝であり、縄文時代から食べられていた形跡が見つけられています。
では、この蛤(はまぐり)は貝であるのに何故虫へんなのでしょうか。
これは、漢字を日本で使うようになったのが大昔中国から伝わりそれ以降、使われるようになったといわれています。その時代、虫へんは鶏や獣、魚以外の動物のことを指していて、はまぐりなどの貝類やへび、クモなどがすべて虫へんを使う漢字とされていたそうです。そのため、蛤(はまぐり)は虫へんを使った漢字になったそうです。
この虫へんに合(蛤)のつくりが、「合」なのかというとはまぐりの性質によるものだといいます。はまぐりは、特定の貝殻同士でなければぴたっと嵌らないそうです。(違う物同士だと合わない)これらの理由から、この虫へんに合(蛤)という漢字となったのです。
このようにすでに知っているもの(はまぐり)とのイメージと結びつけることで見慣れない漢字でも覚えやすくなります。
虫へんに合(蛤)の漢字の部首や画数は?
なお、虫へんに合(蛤)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、虫へんに合(蛤)の部首は「虫へん」であり、画数は「12画」となります。
虫へんに合(蛤)の書き方や書き順は?
また虫へんに合(蛤)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
虫へんに合の漢字の書き順は以下の通りです。
虫へんに合(蛤)の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。
2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。
4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。
5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。
6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。
7画目は合の上の真ん中から左斜め下に向かって払います。
8画目は合の上の真ん中から次は右斜め下に向かって払います。
9画目は合の中の部分の横線を書きます。
10画目は合の下の部分の口です。口の左側の縦線を書きます。
11画目は合の下の部分の口です。10画目で書いた縦線の横に横棒を書き、途中で曲げ下に伸ばします。
12画目は合の下の部分の口の一番下の横棒を書きます。
これらが虫へんに合(蛤)の書き方です。
虫へんに合(蛤)の熟語は?
虫へんに合(蛤)を用いた熟語について確認していきましょう。
虫へんに合(蛤)を使った熟語としては、
・蛤谷(はまや)
・蜃蛤(しんこう)
・焼蛤(やきはまぐり)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 虫へんに合(蛤)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、虫へんに合(蛤)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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