虫へんに縄の右側の漢字（蝿）の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は？

たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。

このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに縄（蝿）」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。

ここでは、この虫へんに縄（蝿）の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は？について解説していきますので、参考にしてみてください。

虫へんに縄の右側（蝿）の漢字の意味や読み方は？

それではまず虫へんに縄の右側の漢字（蝿）の意味や読み方について見ていきましょう。

虫へんに縄の右側（蝿）という漢字の読み方は音読みで「ヨウ」、訓読みで「はえ」となります。

まず、この虫へんに縄の右側（蝿）は旧字体が「蠅」であり、この漢字の右側のつくりが（ヨウ）と読まれる漢字が使われていることから、新字体になった「蝿」でも音読みが（ヨウ）と読まれます。訓読みのハエは馴染みある読み方ですね。

ここで蝿の漢字の意味について説明していきます。

この、右側のつくり（ヨウ）は揺れるという動作に通じていて、空中を揺れるようにあちこちに飛び回るハエ。という意味をしています。

また、一説ではハエの前足を擦り合わせる仕草の様子を見て縄を結っているように見えることから、「縄」の右側のつくりを付けたとも言われているようです。

さて、この虫へんに縄の右側（蝿）の漢字を使った言葉に「五月蝿い」（うるさい）という言葉があります。この言葉の漢字に「五月」と「蝿」が使われている理由ですが、これはハエはうるさい虫なのだが、特に五月のハエがうるさいからという理由があるそうです。面白いですよね。

このようにすでに知っているもの（ハエ）とのイメージと結びつけることで見慣れない漢字でも覚えやすくなります。

虫へんに縄の右側(蝿)の漢字の部首や画数は？

なお、虫へんに縄の右側（蝿）の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。

結論からいいますと、虫へんに縄の右側(蝿）の部首は「虫へん」であり、画数は「15画」となります。

虫へんに縄の右側（蝿）の書き方や書き順は？

また虫へんに縄の右側（蝿）の書き方（書き順）についても見ていきましょう。

虫へんに縄の右側の漢字の書き順は以下の通りです。

虫へんに縄の右側（蝿）の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。

2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。

3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。

4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。

5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。

6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。

7画目は右のつくりの部分の一番上の縦線を書きます。

8画目は右のつくりの部分の一番上に線の右側に横線を書き、途中で曲げ下に伸ばします。

9画目は右のつくりの部分の7・8画目で書いた枠の真ん中に横棒を書きます。

10画目は右のつくりの部分の９画目に書いた横棒の下に「日」を書くように横線を書きます。

11画目は右のつくりの部分の最初の「日」の下にもう一つ「日」を書きます。最初の「日」より、少し幅広に書きますので縦線は少し虫へんに近いところに書きます。

12画目は右のつくりの部分の先ほど書いた縦線の横に最初書いた「日」より少し長めに横線を書き、途中で曲げ下に伸ばします。

13画目は、右のつくりの部分の11・12画目で書いた枠の真ん中に横棒を書きます。

14画目は、右のつくりの部分の13画目に書いた横棒の下に「日」を書くように横線を書きます。

15画目は、右のつくりの部分の一番上を貫かないように真っ直ぐ下に伸ばし、二つ「日」を貫いたら少し伸ばしたところで右に曲げ、最後に跳ねます。

これらが虫へんに縄の右側（蝿）の書き方です。

虫へんに縄の右側（蝿）の熟語は？

虫へんに縄の右側（蝿）を用いた熟語について確認していきましょう。

虫へんに縄の右側（蝿）を使った熟語としては、

・蝿取(はえとり)

・蝿頭(ようとう)

・小蝿(こばえ)

あたりが代表的です。

各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。

まとめ　虫へんに縄（蝿）の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は？

ここでは、虫へんに縄（蝿）の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は？について解説しました。

漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。

さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。