たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに至の漢字(蛭)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この虫へんに至(蛭)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
虫へんに至の漢字(蛭)の意味や読み方は?
それではまず虫へんに至の漢字(蛭)の意味や読み方について見ていきましょう。虫へんに至(蛭)という漢字の読み方は音読みで「シツ」「テツ」、訓読みで「ひる」となります。
この虫へんに至(蛭)という漢字の意味は、ヒル(環形動物)の総称です。環形動物とは、体形がひも状で多数の環節に分かれる無脊柱動物です。
ミミズやゴカイなども同じ動物の体形です。その中でこの虫へんに至(蛭)で表される「ひる」は、体が扁平、また円柱状で34個の体節からできており伸縮できる体をしています。池や沼、水田、森林、海にすみ他の動物から吸血したりして生きています。
なお、この虫へんに至(蛭)には、よく名前に使われる読み方があります。蛭子(えびす)です。普通、この虫へんに至(蛭)の読み方は「ひる」なので蛭子(ひるこ)と呼べそうです。この読み方は両方使われているので、どちらでも大丈夫だそうです。この蛭子(えびす)とは、熟字訓と呼ばれる読み方で漢字一字に読み方を当てはめるのではなく熟字(二つ以上漢字の組み合わせ)に訓読みを当てたものなのです。
この蛭子(えびす)は、七福神のえびす様のことを表しており蛭子(ひるこ)はえびす様の別名だそうです。
このようにすでに知っているもの(ひる)とのイメージと結びつけることで見慣れない漢字でも覚えやすくなります。
虫へんに至(蛭)の漢字の部首や画数は?
なお、虫へんに至(蛭)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、虫へんに至(蛭)の部首は「虫へん」であり、画数は「12画」となります。
虫へんに至(蛭)の書き方や書き順は?
また虫へんに至(蛭)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
虫へんに至の漢字の書き順は以下の通りです。
虫へんに至(蛭)の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。
2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。
4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。
5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。
6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。
7画目は至の一番上の横棒を書きます。
8画目は至の一番上の横棒の下にムを書きます。上から斜め左下に書き、途中で曲がり右上に向かって斜め上に横棒を書きます。
9画目は至のムの部分の点を書きます。
10画目は至の下の部分の土です。土の最初の横棒を書きます。
11画目は至の下の部分の土の縦棒を書きます。十ですね。
12画目は至の下の部分の土の一番下の横棒を書きます。一番長く書きます。
これらが虫へんに至(蛭)の書き方です。
虫へんに至(蛭)の熟語は?
虫へんに至(蛭)を用いた熟語について確認していきましょう。
虫へんに至(蛭)を使った熟語としては、
・蛭児(ひるこ)
・蛭子(えびす、ひるこ)
・馬蛭(うまびる)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 虫へんに至(蛭)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、虫へんに至(蛭)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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