論文や企画書など様々な文書作成で活躍するWord（ワード）。
そんな便利なWord（ワード）ですが、
文章作成時に「複数行」を括弧で括りたいと思ったことはありませんか？
本記事ではWord（ワード）で「大きい括弧」を作成する方法を３種類ご紹介します。
■３種類の方法
（１）「割注」を使用した方法
（２）「オートシェイプ（図形）」を使用した方法 ★おすすめ★
（３）「フィールドコード」を利用した方法
ワードでの大きいかっこ（複数行を括弧で括る）の作り方1【割注】
まずは、「割注」を利用した大きい括弧の作り方をご紹介します。
【注意】
・「割注」を利用した括弧の場合、括れるのは２行までです。
（１）「ホーム」＞「段落グループ」＞
「拡張書式」（横広のＡと書かれたボタン）をクリック
（２）「割注」をクリック
（３）「対象文字列」のテキストボックスに括弧に入れたい文字を入力する
（４）「☑ 括弧で囲む」にチェックを入れ、好きな括弧を選ぶ
（５）プレビュー画面を確認し、「OK」を押す
大きな括弧が入力できました！
割注の場合は、１行目と２行目の文字数が「均等割当」となるので、
１行目と２行目の文字数を変えたい場合等は「スペース（空白）」を入力して
文字数を調整する必要があります。
ワードでの大きいかっこ（複数行を括弧で括る）の作り方2【オートシェイプ】
次に「オートシェイプ（図形）」利用した大きな括弧の作り方をご紹介します。
これが一番オーソドックスで簡単な方法かと思います。
「オートシェイプ」を利用する場合、
①「括弧のみ」をオートシェイプとするパターン
②「括弧」及び「括弧内の文字」をオートシェイプとするパターン
の２種ありますので、どちらもご紹介します。
①「括弧のみ」オートシェイプとする
（１）括弧を付けたい文字を入力
（３）「基本図形」のなかの任意の括弧をクリック
（４）括弧を入れたい場所に図形を挿入する
大きな括弧が入力できました！
②「括弧」及び「括弧内の文字」をオートシェイプとする
（１）「挿入タブ」＞「図形」をクリック
（２）「基本図形」のなかの任意の括弧をクリック
（３）挿入した図形を右クリック＞「テキストの追加」をクリック
（４）任意のテキストを入力
オートシェイプで括弧を作成する場合は、何行でも括弧の中にテキストを入力できます。
ワードでの大きいかっこ（複数行を括弧で括る）の作り方3【フィールドコード】
次に「フィールドコード」利用した大きな括弧の作り方をご紹介します。
まず「フィールドコード」とは、簡単に言うと、「文字列、数式、番号、日付などの情報を自動的に挿入するための命令式」のことです。
この命令式（フィールドコード）を活用して大きな括弧を作ることが出来ます。
（１）大きな括弧を挿入したい部分にカーソルを合わせ、
「Ctrl」 + 「F9」 でフィールドを挿入します。
（２）フィールド内に以下の命令文を入力します。
Eq \b \bc \( (\a \al(平日 9:00～22:00,土日 9:00～18:00))
※半角空白も含め必要です。
（３）「Alt」＋「F9」でフィールドコードを非表示にすると、大きな括弧が作成されます。
※作成後も「Alt」＋「F9」でフィールドコードを再び表示させ編集することが可能です。
【補足①】括弧の種類の変更
上記（２）④の部分を「（」ではなく「｛」や「<」に変更することで、
かっこの種類を変更できます。
【補足②】３行目以降の入力方法
カンマでつなげることで、３行目以降も入力できます。
【補足③】括弧内を左揃え、中央揃え、右揃えにする方法
上記（２）⑥の部分で書式を変更できます。
・\al … 左揃え
・\ac … 中央揃え
・\ar … 右揃え
まとめ ワードでの大きいかっこ（2行、3行等の複数行を括弧で括る）の作り方
以上がWordで「複数行」を括弧で括る方法でした。
今回３種類の方法を紹介しましたが、
括弧を挿入したい場面に合わせ、「割注」、「オートシェイプ」、「フィールドコード」を使い分けてみてください。
綺麗な括弧を作成して、ワンランク上のWord文書を作成してみましょう！
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