論文や企画書、冊子など様々な文書作成で活躍するWord(ワード)。
そんな便利なWord(ワード)ですが、「背景の色」を変更したいと思ったことはありませんか?
本記事では、「背景の色」の変更方法をご紹介します。
ワードで塗りつぶし色(背景全面の色)を変更や無しにする方法【文字の後ろ】
①背景色を変更する方法
Wordで背景に色を付ける方法をご紹介します。
デフォルトでは、色なし(白)に設定されているので、以下の方法で変更できます。
(1)「デザイン」タブ>「ページの色」をクリックし、任意の色を選択する。
※カラーパレットに指定したい色がない場合は、「その他の色」>「ユーザー設定」から細かく色を指定できます。
(2)背景色を設定できました!
②背景色を無しにする方法
では、背景色を設定した後無くす場合の方法をご紹介します。
(1)「デザイン」タブ>「ページの色」をクリックし、「色なし」を選択する。
(2)背景色を「無し」に変更できました!
ワードで塗りつぶし色(背景全面の色)をグラデーションにする方法
続いて、背景色をグラデーションにする方法をご紹介します。
(1)「デザイン」タブ>「ページの色」>「塗りつぶし効果」をクリック
(2)「グラデーション」タブで、「色」、「グラデーションの種類」、「バリエーション」等を指定し、「OK」をクリック
(3)背景をグラデーションに出来ました!
ワードで塗りつぶし色やその解除ができない原因と対策
Wordで背景色を設定しても「印刷に出てこない」場合や、
「一部ページのみの背景色を指定できない」ことがあります。
ここではこれらの対処法をご紹介します。
①背景色が印刷されない場合
せっかく背景色を設定しても、印刷に表示されない場合の解決方法です。
(1)「ファイル」タブ>「オプション」をクリック
(2)「表示」>「印刷オプション」の「背景色の色とイメージを印刷する」をチェックして「OK」をクリック
(3)背景色も印刷できるようになりました!
②一部のページのみの背景色を指定したい場合
Wordで文書全体ではなく、一部分だけ背景色を設定したいこともあると思います。
しかし、通常の方法で背景色を設定すると、全てのページに色がついてしまいます。
実は、紹介されている方法では、一部分のみ背景色を設定することは出来ません。
以下では、Wordで「一部分だけ」背景色を設定する方法を説明します。
ここでは、3ページそれぞれに異なる色を付けてみましょう。
(1)セクションを分割します。
背景色を変更したいページの先頭にカーソルを合わせ、「レイアウト」タブ>「ページ設定」グループ内の「区切り」をクリック>「セクション区切り」>「次のページから開始」をクリック
(今回の場合は、2か所(赤いIがある部分)でセクション区切りを設定)
(2)セクションごとにページに色を付けます。
「挿入」>「ヘッダー」>「ヘッダーの編集」をクリック。
(3)ヘッダー・フッターの編集画面が開くので、「挿入」タブ>「図形」>「四角形(□)」を挿入する
(4)四角形をページ全体に配置する。
ここでは1ページ目に黄色い四角形を挿入しています。
2~3ページ枚目も同じように四角形が挿入されますが、この時点ではこれで大丈夫です。
(5)2ページ目をクリックし、「ヘッダーとフッター」タブ>「ナビゲーション」グループ>「前と同じヘッダー/フッター」をクリックし、選択を外す。
(6)2ページ目に挿入されている図形の色を変更する。
「図形の書式」タブ>「図形の塗りつぶし」から任意の色を指定。
3ページ目も同じように変更されますが大丈夫です。
(ここでは白に変更。無色にしたい場合は、図形削除でも可。)
(7)3ページ目をクリックし、2ページ目と同じように「ヘッダーとフッター」タブ>「ナビゲーション」グループ>「前と同じヘッダー/フッター」をクリックし、選択を外す。
(8)3ページ目に挿入されている図形の色を変更する。
「図形の書式」タブ>「図形の塗りつぶし」から任意の色を指定。
(ここでは水色を指定)
(9)「ヘッダーとフッター」タブ>「ヘッダーとフッターを閉じる」をクリック。
(10)それぞれ異なる色のページ色を設定できました!
編集画面でみると背景色が薄く見えますが、印刷すると指定した色になるので安心してください。
以上が、Wordで「背景色」を変更する方法になります。
まとめ ワードで塗りつぶし色を無し・変更できない時の対策【文字の後ろ】
本記事では、ページ全体の背景色を変更する方法、背景をグラデーションにする方法、一部分だけ背景色を変える方法等を紹介しました。
背景色を使いこなすことで、見た目も華やかなWord文書を作成できます。
皆さんも好きな色の背景色を設定してWord文書を作成してみてください!
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