たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「王へんに暇の右(瑕)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この王へんに暇の右(瑕)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
王へんに暇の右(瑕)の漢字の意味や読み方は?
それではまず王へんに暇の右(瑕)の漢字の意味や読み方について見ていきましょう。
王へんに暇の右(瑕)という漢字の読み方は音読みで「カ」、訓読みで「きず」「あやまち」となります。
王へんに暇の右(瑕)の漢字は日ごろあまりなじみが無く、それこそ一見では「ひま」と読み間違えてしまいそうですね。
王へんに暇の右(瑕)の漢字の訓読みは「カ」であり、すこし覚えにくいかもしれません。
しかし「暇(ひま)」という漢字にも、「休暇(きゅうか)」「余暇(よか)」などといった、「カ」という読み方がありますので、それと同じく王へんに暇の右(瑕)の漢字にも「カ」という読み方があると覚えると良さそうです。
訓読みの「きず」については「傷」とほぼ意味は同じですが、「瑕」の場合は非常に限定的な意味をもっており、「玉(宝玉類)についた傷のこと」をさします。
「玉にきず」という慣用句はまさにこの事で、漢字で書くと「玉に瑕」となります。
そして「玉に瑕」の意味は、「ほとんど完全に近い優れたものに少しの傷(欠点)があること」です。
また、王へんに暇の右(瑕)の漢字を用いた熟語としては「瑕疵(かし)」ということばがあります。
意味は「きず」「欠点」「あやまち」となります。
「疵」も同じように「きず」「欠点」という意味がありますが、身体の怪我の事ではなく、物事の欠点や物品のきずの事をさします。
「瑕」と「疵」はいずれも常用漢字ではなく、この二字が組み合わさった「瑕疵」は、主に法律やビジネスなどの、あらたまった場で用いられます。
王へんに暇の右(瑕)の漢字の部首や画数は?
なお、王へんに暇の右(瑕)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、王へんに暇の右(瑕)の部首は「いとへん」であり、画数は「16画」です。
王へんに暇の右(瑕)の書き方や書き順は?
また王へんに暇の右(瑕)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
王へんに暇の右(瑕)の漢字の書き順は以下の通りです。
王へんに暇の右(瑕)の1画目は王へんの一番上の横棒でまっすぐ右にひきます。
2画目は1画目との真ん中あたりから書き始め、まっすぐ下にひきます。
3画目は王へんの二段目の横棒でまっすぐ右にひきます。
4画目は王へんの一番下の横棒で、やや右上がりに払うようにまっすぐひきます。
5画目は「瑕」の中央部分で、1画目の右あたりから書き始め、まっすぐ横にひいてしたに折れます。
6画目は5画目の書き終わりやや左から書き始め、右に短く横棒を引きます。
7画目は5画目の書き始めと同じ位置から書き始め、まっすぐ下に長く引きます。
8画目は7画目の真ん中あたりから書き始める横棒で、まっすぐ右に短くひきます。
9画目は8画目の下にある横棒でまっすぐ右に短くひきます。
10画目は5画目を書くのと同じ要領で、右に短く引き下に折れます。
11画目は6画目と同じ要領で右に短く横棒を引きます。
12画目は「又」の「フ」の部分で、8画目の右側から書き始め、まっすぐ横にひき、下に折れて左に払います。
13画目は12画目と同じ位置から書き始め、右下に払います。
これらが、王へんに暇の右(瑕)の書き方です。
王へんに暇の右(瑕)の熟語は?
さらには、王へんに暇の右(瑕)を用いた熟語についても確認していきましょう。
王へんに暇の右(瑕)を使った熟語としては、
・瑕疵
・無瑕
・小瑕
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 王へんに暇(瑕)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、王へんに暇の右(瑕)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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