たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「りっしんべんに解(懈)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、このりっしんべんに解(懈)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
りっしんべんに解(懈)の漢字の意味や読み方は?
それではまず、りっしんべんに解の漢字(懈)の意味や読み方について見ていきましょう。
りっしんべんに解(懈)という漢字の読み方は音読みで「カイ」「ケ」、訓読みで「おこたる」「だるい」「なまける」となります。
りっしんべんに解(懈)の漢字の意味についてご説明します。
大きくまとめて1つです。
具体的には「怠る(おこたる、おこたっている)・怠ける(なまける)・さぼる・だるい・気がゆるむ」などの少々ネガティブな意味合いを持ちます。
「解」はわける・バラバラにするという意味がありますので、これに心(りっしんべん)がついた「懈」の字のごとく、心がバラバラになって気が緩んでいる状態を表しています。
代表的な熟語は「懈慢(かいまん)」「懈怠(けたい)」です。
どちらも意味は「やらなければならないことを意図的にやらないこと、なまけること」です。
「漫」も「怠」もなまけるという意味があり、同じ意味を持つ「懈」をさらに強調していますね。
「懈」を使った四字熟語もご紹介します。
「常備不懈(じょうびふかい)」という四字熟語があります。
常に備えて懈らずと読むこともできます。
これは「普段の生活の中で何かあったときのために準備を怠らないこと」という前向きな意味です。
りっしんべんに解(懈)などの難読漢字は上のよう意味・語源や熟語と一緒覚えておくと忘れにくいためおすすめですね。
りっしんべんに解(懈)の漢字の部首や画数は?
なお、りっしんべんに解(懈)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、りっしんべんに解(懈)の部首は「りっしんべん」であり、画数は「16画」となります。
りっしんべんに解(懈)の書き方や書き順は?
また、りっしんべんに解(懈)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
りっしんべんに解の漢字の書き順は以下の通りです。
りっしんべんに解(懈)の1画目は「りっしんべん」の左上部、右上から左下へ止める感じで書きます。
2画目は「りっしんべん」の右上部、左上から右下へ点を打ちます。
3画目は「りっしんべん」の中部、真ん中に縦棒を下ろします。
4画目は「解」の左部、「ノ」のように右上から左下へ少し払うように書きます。
5画目は「解」の左部、「フ」のように横棒から左下へ止めるように書きます。
6画目は「解」の左部、縦棒から左下へ払いです。
7画目は「解」の左部、横棒を引き縦に下ろし、はねます。
8画目は「解」の左部、縦棒です。
9画目は「解」の左部、横棒です。
10画目は「解」の左部、縦棒が出ないように横棒を書きます。
11画目は「解」の右部、横棒を引き縦に下ろし、はねます。
12画目は「解」の右部、「ノ」のように左上から右下へ払いです。
13画目は「解」の右部、「ノ」のように左上から右下へ払います。
14画目は「解」の右部、横棒です。
15画目は「解」の右部、14画目より長めに横棒を書きます。
16画目は「解」の右部、14画目の上から縦棒です。
これらがりっしんべんに解(懈)の書き方です。
りっしんべんに解(懈)の熟語は?
りっしんべんに解(懈)を用いた熟語について確認していきましょう。
りっしんべんに解(懈)を使った熟語としては、
・懈弛(かいし)
・懈惰(かいだ)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ りっしんべんに解(懈)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、りっしんべんに解(懈)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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