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「お気をつけてお越しください」「お気をつけてお帰りください」「お気をつけてお過ごしください」は正しい敬語?【道中お気をつけてお帰りくださいなど】

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ビジネスにおいて敬語の使い方は意外と難しいものです。

そして、敬語の使用方法がおかしいと相手に不快な思いをさせるケースもあるため適切な敬語の使い分けを身につけておくといいです。

中でも「お気をつけてお越しください」「お気をつけてお帰りください」「お気をつけてお過ごしください」は正しい敬語?【道中お気をつけてお帰りくださいなど】などの表現は敬語として正しいかどうかの判断が困難であり、以下で詳細を確認していきます。

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「お気をつけてお越しください」は正しい敬語?【雨の日のお足元にお気をつけてお越しくださいなど】

結論から言いますと「お気をつけてお越しください」は正しい敬語です。

「無事に到着することを祈っている。」と、来訪者に向けての気遣いを伝える言葉で、ビジネスシーンや日常会話で使うことができます。

主に、相手側に自分がいる場所に「来てもらう」場合に使用します。

 

意味ですが、「お気をつけて」は、「気をつけて」を丁寧にした言葉、「お越し」は、「来ること」「行くこと」の尊敬語です。

それぞれ正しい単語を組み合わせた言葉なので、目上の人にも使用できます。

「お気をつけて」という単体での使用をよく耳にしますが、こちらは間違った使い方になります。

この場合は「お気をつけください」と言うようにしましょう。

 

使用例は以下の通りです。

まず、以下のように日時や場所などを伝えます。

 

「それでは、10日の14時に○○館にて~」

「お昼ごろ、○○カフェにて~」

 

そのあとに

「・・お待ちしております。お気をつけて~」

と続けましょう。

 

続いて、「お足元にお気をつけてお越しください」を見ていきます。

主に、来訪日の天気が悪い時に使用できます。「雨などで濡れる・足元が滑りやすい・汚れる」など、足元の状況が悪いことへの気遣いを表しています。

 

使用例は以下の通りです。

 

まずは、天候について言います。

 

「昨日の雪により、大変滑りやすくなっております。」

「明日は、雨の予報となっています。」

 

そのあとに

「・・お足元に~」

と続けましょう。

 

ただし、「お足元・お足元が悪い中」という言葉は不快に感じる人もいるので、足を負傷した人などには使用しない方が良いこともあります。

 

また、「気をつけて」という言葉も、事故やトラブルにあったことがある人には嫌味と捉えられてしまうことがあります。その場合、「ご来訪をお待ちしております。」「明日のご来社をお待ちしております。」と言うようにしましょう。

 

「お気をつけてお帰りください」は正しい敬語?

こちらは「何事もなく無事に帰ってほしい」という気遣いを表す言葉です。正しい敬語なので、問題なく使用できます。

ただし、「お帰りになられてください」と言ってしまうと、二重敬語になるので注意しましょう。より丁寧に言い換える場合は、「お帰りになってください」を使用すると穏和な印象になります。

「お疲れ様です。」など、言葉の前に一言添えるとより良いでしょう。

 

また「道中~」は、出張や遠方への外出から帰ってくる上司に使える表現です。

 

使用例は以下の通りです。

 

まずは、来訪者に対してお礼や挨拶をします。

 

「お疲れ様です。」

「本日は、お越しいただきありがとうございました。」

「遅くまで、どうもありがとうございました。」

そのあとに

「・・お気をつけて~」「・・道中お気をつけて~」

などと続けます。

 

「お気をつけてお過ごしください」は正しい敬語?

こちらは正しい言葉ですが、これだけでは何のことを「気をつけて」と言っているかが分かりません。単体で使用することはほとんどありません。

主に「お体に~」など、一言加えて使用される言葉です。その場合「お体に気をつけて~」となります。「何事もなく健康に過ごしてほしい」という、相手の体調を気遣うような意味合いで使うことが多いでしょう。

 

使用例は以下の通りです。

「くれぐれもお体に~」

「お忙しいとは存じますが、お体に~」

このような言葉の後に

「・・お気をつけて」

と続けましょう。

 

まとめ 「道中お気をつけてお帰りください」「お気をつけてお過ごしください」は正しい敬語か?

ここでは「お気をつけてお越しください」「お気をつけてお帰りください」「お気をつけてお過ごしください」は正しい敬語?【道中お気をつけてお帰りくださいなど】ついて確認しました。

敬語は使うのに慣れが必要なのでこの機会に覚えておくといいです。

さまざまな敬語表現に慣れ、日々の業務に活かしていきましょう。

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