たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「弓へんに耳(弭)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この弓へんに耳(弭)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
弓へんに耳(弭)の意味や読み方は?
それではまず弓へんに耳(弭)の意味や読み方について見ていきましょう。弓へんに耳(弭)という漢字の読み方は音読みで「ビ」「ミ」、訓読みで「はず」「ゆはず」「や(める)」となります。
日常生活ではほとんど見られない漢字ですから、どんな意味を持っているのか気になる方も多いと思います。
それでは「弭」の意味を見ていきましょう。主に2つあります。
1つ目は「弓の両端の弦をかける部分」です。「弓弭」あるいは「弓筈」とも書き、どちらも「ゆはず」と読みます。
岩手県の御堂観音境内に「弓弭の泉(ゆはずのいずみ)」という泉があるのをご存じでしょうか。この泉は東北地方を代表する河川である北上川の源流であり、源義家が大杉の根元を弓弭で突いた際に湧き出たものとされています。
2つ目は「やめる。そこまでで終わりにする」です。
1つ目の意味で「弭」が弓の末端部を表すことを紹介しましたが、そこから派生して「そこまでで終わりにする」という意味が生まれました。
こうした成り立ちを知っておくと、「弭兵(びへい)」という熟語が「戦いをやめる」という意味を持つことも簡単に納得できるでしょう。
弓へんに耳(弭)の漢字の部首や画数は?
なお、弓へんに耳(弭)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、弓へんに耳(弭)の部首は「弓へん」であり、画数は「9画」となります。
弓へんに耳(弭)の書き方や書き順は?
また弓へんに耳(弭)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
弓へんに耳(弭)の漢字の書き順は以下の通りです。
弓へんに耳(弭)の1画目は「弓」の上部横棒を書き、そのまま下へ縦棒を短く下ろします。
2画目は「弓」の中部横棒です。
3画目は「弓」の中部左縦棒を書き、そのまま右へ横棒を書いたあと、丸みを帯びながら左下へ運び、最後に跳ねます。
4画目は「耳」の上部、横棒ですね。
5画目は「耳」の左縦棒です。
6画目は「耳」の中部、4画目のすぐ下の横棒です。
7画目は「耳」の中部、6画目のすぐ下の横棒です。
8画目は「耳」の下部、左から右へ思い切って払いましょう。
9画目は「耳」の右縦棒です。
これらが弓へんに耳(弭)の書き方です。
弓へんに耳(弭)の熟語は?
弓へんに耳(弭)を用いた熟語について確認していきましょう。
弓へんに耳(弭)を使った熟語としては、
・弭巻(はずまき)
・弭息(びそく)
・弭兵(びへい)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 弓へんに耳(弭)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、弓へんに耳(弭)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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