たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに巻(蜷)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この虫へんに巻(蜷)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
虫へんに巻の漢字(蜷)の意味や読み方は?
それではまず虫へんに巻の漢字(蜷)の意味や読み方について見ていきましょう。虫へんに巻(蜷)という漢字の読み方は音読みで「ケン」「ゲン」、訓読みで「にな」となります。
訓読みの「にな」は良く苗字で使われていたりする読み方ですね。音読みの「ケン」「ゲン」はつくりの漢字と併せて覚えると良いですね。
ここで蜷の漢字の意味について説明していきます。代表的な意味は2つあります。一個づつ順に見ていきましょう。
1つ目は「まがる。虫が体を屈曲させながら動くさま。」です。これは虫や竜などがうねりながら長く曲がるさま。というように長い生き物がくねくねうねりながら動いている様子をさします。
2つ目は「にな。巻貝の名前。」です。この意味は淡水にすむ細長い巻貝の総称であり主にかわになを指します。かわになは、竹の子のような細長い殻に住む淡水に生きている貝の一種です。
この、虫へんに巻(蜷)の漢字を使った熟語で蜷局(けんきょく)という熟語があります。これは、縮まって進まないさま。これが転じて順調でないさま。という意味があります。
しかし、この同じ熟語にはもう一つ読み方があり、それが蜷局(とぐろ)です。これは、蛇などが体を渦巻き状に巻いている状態でいることを表しているという意味になります。同じ漢字で違う読み、違う意味の熟語になります。
虫へんに巻(蜷)を始めとして漢字全般の意味では、同じ熟語でも読み方と意味が違う熟語もあると覚えておくといいですね。
虫へんに巻(蜷)の漢字の部首や画数は?
なお、虫へんに巻(蜷)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、虫へんに巻(蜷)の部首は「虫へん」であり、画数は「14画」となります。
虫へんに巻(蜷)の書き方や書き順は?
また虫へんに巻(蜷)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
虫へんに巻の漢字の書き順は以下の通りです。
虫へんに巻(蜷)の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。
2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。
4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。
5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。
6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。
7画目は巻の上部、右上から左下に点を書きましょう。
8画目は巻の上部、左上から右下に点を書きましょう。
9画目は巻の7、8画目に書いた点の下の横棒です。
10画目は巻の上から二本目の横棒です。
11画目は巻の横棒二本を貫くように上から左斜め下に向かって、「人」の左の払いを書きます。
12画目は巻の11画目に書いた「人」の右側、途中から右下に払いを書きます。
13画目は巻の下の部分を「人」の間に横棒を書き途中で下に曲げ跳ねを書きます。
14画目は巻の下の部分、13画目に書いた横棒の左端から下にひき途中で緩やかに曲げ右側に線を引き跳ねます。
これらが虫へんに巻(蜷)の書き方です。
虫へんに巻(蜷)の熟語は?
虫へんに巻(蜷)を用いた熟語について確認していきましょう。
虫へんに巻(蜷)を使った熟語としては、
・川蜷(かわにな)
・蜷局(けんきょく)
・蜷色(にないろ)
・蜷局(とぐろ)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで
解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 虫へんに巻(蜷)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、虫へんに巻(蜷)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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