たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに皇(蝗)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この虫へんに皇(蝗)の漢字のの意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
虫へんに皇の漢字(蝗)の意味や読み方は?
それではまず虫へんに皇の漢字(蝗)の意味や読み方について見ていきましょう。虫へんに皇(蝗)という漢字の読み方は音読みで「コウ」、訓読みで「いなご」となります。
訓読みの「いなご」は日常でも馴染みのある読み方ですね。音読みの「コウ」はつくりの読みと合わせて覚えると良いですね。
ここで蝗の漢字の意味について説明していきます。
この虫へんに皇(蝗)という漢字は、バッタ科の昆虫の総称です。訓読みの「いなご」とは、全体的に黄緑色をしていて背部が褐色で水田などに夏から秋にかけて良くみられる稲などの害虫です。
また、この「いなご」日本では古くから水田から得られる貴重なたんぱく源として食用としても扱われており色んなところで佃煮などにされています。そんな「いなご」も、海外では大量発生して農作物を壊滅状況に追い込むという状況を知ってしまうと、「皇帝」のごとく振る舞っているようでこの虫へんに皇(蝗)という漢字がぴったりですね。
しかし、この様が漢字の意味になっているかというとそれは違います。この虫へんに皇(蝗)は、形成文字と呼ばれるもので左側の虫へんが意味を表す漢字で、右側のつくりの皇が音を表す漢字となっています。そのため、この「蝗」は虫を関連し、音読みが「コウ」と読まれることがわかります。
このようにすでに知っているもの(いなご)とのイメージと結びつけ、右側のつくりの漢字の読みを知ることで、見慣れない漢字でも覚えやすくなります。
虫へんに皇(蝗)の漢字の部首や画数は?
なお、虫へんに皇(蝗)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、虫へんに皇(蝗)の部首は「虫へん」であり、画数は「15画」となります。
虫へんに皇(蝗)の書き方や書き順は?
また虫へんに皇(蝗)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
虫へんに皇の漢字の書き順は以下の通りです。
虫へんに皇(蝗)の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。
2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。
4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。
5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。
6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。
7画目は皇の上側、白の一番上の点を書きます。
8画目は皇の上側、白の左側に縦棒を書きます。
9画目は皇の上側、白の縦棒の横に横棒を書き途中で曲げ下に伸ばします。
10画目は皇の上側、白の中の横棒を書きます。
11画目は皇の上側、白の一番下の横棒を書きます。
12画目は皇の下側、王の一番上の横棒を書きます。
13画目は皇の下側、王の真ん中の縦棒を書きます。
14画目は皇の下側、王の二本目の横棒を書きます。
15画目は皇の下側、王の一番下の横棒を書きます。
これらが虫へんに皇(蝗)の書き方です。
虫へんに皇(蝗)の熟語は?
虫へんに皇(蝗)を用いた熟語について確認していきましょう。
虫へんに皇(蝗)を使った熟語としては、
・飛蝗(ばった)
・蝗虫(こうちゅう)
・蝗害(こうがい)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 虫へんに皇(蝗)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、虫へんに皇(蝗)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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