文書やアンケートなどさまざまな文書が作成できるワード(Word)。
ワードの機能を使いこなすことで、業務の効率化が図れます。
皆さんは図形を組み合わせる方法を知っていますか?
今回は、図形を組み合わせることでオリジナルのイラストを作成する方法について解説していきます。
ワードで図形を結合・つなげる・組み合わせる方法1
まず、最も簡単な方法を説明します。「挿入」→「図形」から好きな図形をクリックします。今回は例として「スマイル」を選択しました。
カーソルが+マークになっていることを確認し配置したい位置の付近でクリックします。
このとき、細かい位置調整は後から可能ですので、おおよその位置で大丈夫です。次に、組み合わせたい図形を同じ手順で配置します。今回は例として「思考の吹き出し:雲形」を選択しました。選択した図形の大きさや色、位置関係などを調整します。
ctrlキーを押しながら組み合わせたい図形をクリックすることで複数の図形を選択できます。選択された図形は図のように枠で囲まれた表示になります。
最後に、選択されている図形上で右クリックし、「グループ化」→「グループ化」をクリックすることで組み合わせることができます。
グループ化された図形はまとめて移動させたり、塗りつぶしや枠線の色を変更したりすることができます。もちろん、選択した図形を個別に編集することができるので、グループ化されたものを複製し、形式を維持したまま一部を変更することで作業の効率化が図れます。例えば下の図は位置関係や大きさをそのままに「スマイル」の塗りつぶし色のみを変更しました。
ワードで図形を結合・つなげる・組み合わせる方法2
結合したい図形が近接しているときに複数選択(ctrlキーを押しながらクリック)が難しい場合があります。その場合は「ホーム」タブ→「編集」→「選択」→「オブジェクトの選択」をクリックします。
次にグループ化したい図形全てを含めるように囲い、クリックします。
これで囲んだ部分(図の灰色の部分)の図形を全選択することができました。後は先ほどと同様に選択されている図形上で右クリックし、「グループ化」→「グループ化」をクリックすることで組み合わせることができます。囲んだ部分の一部の図形は結合から外したい(グループ化しない)場合は、ctrlキーを押しながら外したい図形をクリックすることで選択から外すことができます。
見出し3ワードで図形を結合・つなげる・組み合わせる方法3
最後に、図の結合を応用した複雑な図形を製作するテクニックを説明します。この方法では基本図形の組み合わせによりオリジナルの画像をつくることができます。今回はTシャツのイラストをつくりたいと思います。まず、使用したい図形を挿入します。今回は「長方形」の大きさや向きを変えてTシャツを表現します。
このままでは、Tシャツの袖を表現するための長方形の縁取りによって不自然に見えてしまいます。そこで、Tシャツを表現する全ての図形をグループ化し(その1、2を参考にしてください)、コピー、貼り付けによって複製します。複製した図形を選択し、「図形の書式」タブ→「図形の枠線」→「枠線なし」をクリックします。
最後に、それぞれの図形を重ねることでTシャツの輪郭を縁取った図形ができます。元の図形の枠線が太くすると分かりやすいと思います。また、この2つを更にグループ化することもできます。図のグループ化を応用することで思い通りのイメージが作成できます。