論文や企画書など様々な文書作成で活躍するWord(ワード)。
そんな便利なWord(ワード)ですが、「空白ページ」を削除できず、困ったことはありませんか?
本記事では、「空白ページ」の削除の方法をご紹介します。
ワードで空白ページが削除できない・消せない原因と対策1【最後の空白ページを削除】
最初にWord文書の一番後ろに空白ページが入っている場合です。
「改行」が原因の場合と、「それ以外」が原因の場合を見ていきましょう。
改行の場合
まず考えられるのは「改行」が入っている場合です。
この場合は、普通の文字と同じように「backspace」キーで改行を削除してください。
改行以外が原因の場合(改ページ、区切り)
「改行」はないのに何故か最後に空白ページがある場合は、
「改ページ」や「区切り」が入っている可能性があります。
(1)「改ページ」や「区切り」はデフォルトの設定だと見えないので、まずは見えるようにしましょう。
「段落」タブ>「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリックして、編集記号を表示させます。
(2)空白ページを作り出している原因の「編集記号」が表示される。(画像では「改ページ」が挿入されていることが判明。)
(3)編集記号の「前」にカーソルを置いて「delete」キーを押すと、空白ページが削除できます!
※上画像は改ページでしたが、「区切り」の場合も同様に「区切り」の前にカーソルを置いて「delete」キーを押してください。
ワードで空白ページが削除できない・消せない原因と対策2【表の後ろの空白ページを削除】
Wordでページの最後まで「表」が挿入されている場合、表の後ろの改行を削除できず、「空白ページ」が発生してしまいます。
「表」がページの最後にある場合の対処方法です。
【方法①】行間を狭くする
まずは、表の後ろにある改行を何とか前のページに収める場合の解決方法です。
(1)空白ページにカーソルを合わせて、「ホーム」>「段落グループ」の右下の矢印のボタンをクリックします。
(2)段落ウィンドウが表示されるので、「行間」を「固定値」、「間隔」を「1pt」に設定して「OK」をクリック
(3)空白ページが削除できました!
【方法②】隠し文字にする
次に表の後ろの改行を隠し文字にする場合の解決方法です。
(1)空白ページの「改行」をドラッグして選択します
(2)右クリック>「フォント」をクリック
(3)フォントウィンドウが表示されるので、「隠し文字」にチェックして「OK」をクリック
(4)編集記号を非表示にする。「段落」タブ>「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリック。
(5)空白ページが削除できました!
ワードで空白ページが削除できない・消せない原因と対策3【セクション区切りと空白ページ】
次に、「セクション区切り」は残したいものの、発生した空白ページを削除したい場合です。
「セクション区切り」とは、Wordの文書をグループ分けするためのもので、
グループ分けすることで、グループごと異なる書式設定(「ページ番号」や「ヘッダーとフッター」等)をすることができる便利ツールです。
例えば画像の例では、本文と裏表紙で「セクション区切り」を設けており、
本文の「ヘッダー」には「Wordの使い方」と表示させ、裏表紙の「ヘッダー」は「表示なし」と指定したい場合です。
上画像のように本文部分の最後に「セクション区切り」を設けて、グループ分けすることで、「本文」と「裏表紙」で異なる「ヘッダー」を設定することが可能ですが、
下画像のように本文が1ページまるまる詰まっている場合、「セクション区切り」が2ページ目に来てしまい、「空白ページ」が発生してしまいます。
この時、空白ページを削除するために、「セクション区切り」を「delete」キーで消してしまうと、空白ページを削除することはできますが、「セクション区切り」が消えてしまいます。
そのため、異なるヘッダーを設定できず、ここでは本文に設定していたヘッダーが消えてしまいました!
※セクション区切りを削除すると、削除した後ろのセクションの書式設定が、前のセクションに適用されるためです。
セクション区切りは残したいものの、空白ページを削除したい場合は、前章(表の後ろの空白ページを削除)とやり方は同じで2種類の方法があるので、以下で紹介します。
【方法①】行間を狭くする
まずは、「セクション区切り」を何とか前のページに収める場合の解決方法です。
(1)初めに編集記号を表示させます。「段落」タブ>「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリックして、編集記号を表示。
(2)空白ページにカーソルを合わせて、「ホーム」>「段落グループ」の右下の矢印のボタンをクリックします。
(3)段落ウィンドウが表示されるので、「行間」を「固定値」、「間隔」を「1pt」に設定して「OK」をクリック
(4)「セクション区切り」を保持したまま、空白ページが削除できました!
【方法②】隠し文字にする
次に「セクション区切り」を隠し文字にする場合の解決方法です。
(1)まずは編集記号を表示させます。「段落」タブ>「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリックして、編集記号を表示。
(2)空白ページの「セクション区切り」部分にある「改行」をドラッグして選択します
(3)右クリック>「フォント」をクリック
(4)フォントウィンドウが表示されるので、「隠し文字」にチェックして「OK」をクリック
(5)編集記号を非表示にする。「段落」タブ>「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリック。
(6)セクション区切りを保持したまま、空白ページが削除できました!
まとめ ワードで空白ページが削除できない・消せない(表・セクションなど)原因と対策方法
以上がWordで空白ページが削除できない場合の原因と対策方法でした。
余分なページを適切に削除してスマートなWord文書を作成してみてください。
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