たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「王へんに留(瑠)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この王へんに留(瑠)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
王へんに留(瑠)の漢字の意味や読み方は?
それではまず王へんに留(瑠)の漢字の意味や読み方について見ていきましょう。
王へんに留(瑠)という漢字の読み方は音読みで「ル」、訓読みはありません。
漢字の「王」は国などの君主をさす事はよく知られているかと思いますが、「王へん」の場合、「玉(ぎょく)」や「宝玉(ほうぎょく)」をあらわします。
貴重な宝石をあらわす「王へん」に「ル」と読むことのできる「留」が当てられて、「瑠(ル)」という漢字が生まれました。
そういった特殊な成り立ちのため、読み方は音読みのみとなります。
ブラジル出身の有名なサッカー選手が日本に帰化した際、名前にこの漢字を当てたこともあり、すでに読み方をご存じの方も多いかもしれません。
王へんに留(瑠)という漢字は人名漢字としても人気が高く、日常で見かけることも比較的よくあるかと思います。
古代では宝石は今以上に非常に貴重なものでしたし、現代では美しく稀少なものをあらわす漢字として名付けの際にも好まれるようです。
王へんに留(瑠)の漢字を用いた熟語としては「瑠璃(るり)」があります。
語源はサンスクリット語で宝石を意味する「ヴァイドゥーリャ」です。
日本に伝わった際、「吠瑠璃(バイルリ)」と漢字があてられ、いつしか「瑠璃」だけが残り、やがて「瑠璃」は深く濃い青色の「ラピスラズリ」という石をさすようになりました。
ラピスラズリはヨーロッパなどでは金より高価な顔料(ウルトラマリン)としても非常に重用され、日本では「瑠璃色」という色名も生まれました。
「瑠璃色の空」「瑠璃色の地球」など、貴重かつどこか郷愁を誘う表現としても愛用される事の多い言葉です。
また「大瑠璃(オオルリ)」や「瑠璃貝(ルリガイ)」など、美しい青色をした稀少な生き物にも「瑠璃」が用いられています。
いずれもその美しさから愛好家も多く、「瑠」の宝玉という意味と併せて、人々のあこがれを包括した貴重なものとイメージするととても覚えやすいですね。
王へんに留(瑠)の漢字の部首や画数は?
なお、王へんに留(瑠)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、王へんに留(瑠)の部首は「いとへん」であり、画数は「14画」です。
王へんに留(瑠)の書き方や書き順は?
また王へんに留(瑠)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
王へんに留(瑠)の漢字の書き順は以下の通りです。
王へんに暇の右(瑕)の1画目は王へんの一番上の横棒でまっすぐ右にひきます。
2画目は1画目との真ん中あたりから書き始め、まっすぐ下にひきます。
3画目は王へんの二段目の横棒でまっすぐ右にひきます。
4画目は王へんの一番下の横棒で、やや右上がりに払うようにまっすぐひきます。
5画目は「留」の左上の「ノ」で左に小さく払います。
6画目は5画目の払いの先から書き始め、まっすぐ下に短くおろし、右上にはねます。
7画目は6画目ではねた先よりすこし上の位置から書き始め、やや長めの点を打ちます。
8画目は「留」の中にある「刀」で、右に短く引き、左下にカーブを描いてはねます。
9画目は8画目の横棒の真ん中あたりから書き始め、左下にはらいます。
10画目は「留」の中にある「田」の、左側の縦棒でまっすぐ下に書きます。
11画目は10画目の書き始めと同じ位置から書き始め、まっすぐ右に横棒を引きます。
12画目は「田」の真ん中の縦棒です。
13画目は「田」の二段目の横棒です。
14画目は「田」の一番下の横棒です。
これらが、王へんに留(瑠)の書き方です。
王へんに留(瑠)の熟語は?
さらには、王へんに留(瑠)を用いた熟語についても確認していきましょう。
王へんに留(瑠)を使った熟語としては、
・瑠璃
が代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 王へんに留(瑠)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、王へんに留(瑠)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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