たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「月へんに退（にくづきに退）（腿）」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この月へんに退（にくづきに退）の漢字（腿）の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は？について解説していきますので、参考にしてみてください。
月へんに退（にくづきに退）の漢字（腿）の意味や読み方は？
それではまず月へんに退（にくづきに退）の漢字（腿）の意味や読み方について見ていきましょう。後に解説しますが、厳密にはこの漢字の部首は月へんではなく「にくづき」です。
ただ、多くの人がまず月へんと認識しているのもあり、以下では念のためそのままの表記で話を進めていきます。
月へんに退（にくづきに退）（腿）という漢字の読み方は音読みで「タイ」、訓読みで「もも」となります。
音読みの「タイ」という読み方ですが、一見馴染みがなくて読み方を想像しにくいように感じますね。しかし「退」が「タイ」という読むことから、読み方を容易に想像することができるでしょう。
一方、訓読みでは「もも」という読み方をします。こちらは一見難読ですが、「太腿（ふともも）」という熟語で覚えておくと忘れないでしょう。
月へんに退（にくづきに退）(腿)の意味は、身体の「ももとすね」を総称したものを指しています。ちなみに、股から膝までを「大腿（だいたい）」、膝から足首までを「小腿（しょうたい）」と言って区別します。後ほど熟語のところでも解説しますが、参考までに覚えておくとよいでしょう。
腿の部首は「月へんに退（にくづきに退）」となりますが、もともと「肉」という漢字を簡略化して「月」となったものです。そのため、体に関する漢字に「月」が使われている場合、「にくづき」となります。
一方で、「月へん（つきへん）」「月（つき）」は月や時間に関する漢字の部首になり、上記の「にくづき」とは区別して使われています。
同じ「月」という部首でも成り立ちが違うため、どのような使い方をしているかしっかりと見極める必要があります。
月へんに退（にくづきに退）（腿）の漢字の部首や画数は？
月へんに退（にくづきに退）（腿）の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
先ほども解説しましたが、月へんに退（にくづきに退）の（腿）部首は「にくづき」であり、画数は「14画」です。
上述のよう、月を使った部首は「月へん」「月（つき）」「月へんに退（にくづきに退）」がありますが、ここでは体に関する漢字のため、「月へんに退（にくづきに退）」となります。注意しておきましょう。
月へんに退（にくづきに退）（腿）の書き方や書き順は？
また月へんに退（にくづきに退）（腿）の書き方（書き順）についても見ていきましょう。
月へんに退（にくづきに退）の漢字の書き順は以下の通りです。
月へんに退（にくづきに退）（腿）の1画目は月の左側の払い部分から始まります。
2画目は「月」の一番上の横棒から、縦におろします。
3画目は「月」の二番目の横棒です。
4画目は「月」の三番目の横棒です。
5画目は「退」の右上の横棒から短い縦棒をおろします。
6画目は「退」の右上の真ん中の横棒です。
7画目は「退」の右上の一番下の横棒です。
8画目は「退」の右上の左側の縦棒を長く引き、最後にはねます。
9画目は「退」の右側の小さい払いの部分です。
10画目は「退」の右側の大きい払いの部分です。
11画目は「退」のしんにゅうの上の点です。
12画目は「退」のしんにゅうの下の点です。
13画目は「退」のしんにゅうの下部分ですが、左から右、下へ払ったところで止めます。
14画目は「退」のしんにゅうの最後の大きな横の払いの部分です。
これらが、月へんに退（にくづきに退）（腿）の書き方です。
月へんに退（にくづきに退）（腿）の熟語は？
さらには、月へんに退（にくづきに退）（腿）を用いた熟語についても確認していきましょう。
月へんに退（にくづきに退）（腿）を使った熟語としては、
「大腿」
「内腿」
「太腿」
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 月へんに退（にくづきに退）（腿）の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は？
ここでは、月へんに退（にくづきに退）（腿）の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は？について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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