たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「目へんに比(眦)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この目へんに比(眦)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
目へんに比(眦)の意味や読み方は?
それではまず目へんに比の漢字(眦)の意味や読み方について見ていきましょう。目へんに比(眦)という漢字の読み方は音読みで「シ」「セイ」「サイ」、訓読みで「にら(む)」「まなじり」となります。
訓読みの「にら(む)」や「まなじり」は日常でも馴染みのある読み方ですね。音読みの「シ」はつくりの読みと合わせて覚えると良いですね。
ここで眦の漢字の意味について説明していきます。
この目へんに比(眦)という漢字の意味は、まなじりという読み方も想像できるかもですが、目じり(目の耳に近いほうの端のこと)という意味があります。「目の後(まのしり)」という言葉が語源になっているといわれています。漢字自体は形成文字と呼ばれる右側のつくりが読み方の元となっている漢字です。
ただこの「まなじり」とは昔の言葉であり、現代では意味である「目じり」と呼ばれることが主流です。「まなじり」は、目を大きく見開くことや、怒ったり決意したりするという意味で使われることが多いです。
またもう一つの意味として訓読みからもわかるように「睨むこと」を意味したり、単純に「見ること」「見る向き」「視線」などという意味も持っています。
目へんに比の漢字(眦)のような普段使わないようなものは、上のように意味からたどって読みも覚えておくのがおすすめですね。
目へんに比(眦)の漢字の部首や画数は?
なお、目へんに比(眦)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、目へんに比(眦)の部首は「目へん」であり、画数は「11画」となります。
目へんに比(眦)の書き方や書き順は?
また目へんに比(眦)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
目へんに比の漢字の書き順は以下の通りです。
目へんに比(眦)の1画目は目へんの左側にある縦棒の部分から始まります。
2画目は目へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は目へん中の一本目の横棒となります。
4画目は目へんの中の二本目の横棒です。
5画目は目へんの一番下の横棒です。
6画目は右側のつくりの左側に止を書きます。最初に真ん中の縦棒を書きます。
7画目は右側のつくりの止の最初に書いた縦棒の真ん中ぐらいに横線を短めに書きます。
8画目は右側のつくりの止の最初に書いた縦棒の左側に短めに縦線を書きます。
9画目は右側のつくりの止の一番下の横棒を書きます。
10画目は右側のつくりの止の右側にヒを書いていきます。最初は、横線を左斜め下に向かって書きます。
11画目は右側のつくりの10画目に書いた横線の左側に縦線を書き、途中で曲げ右側に横線を書き最後に跳ねます。
これらが目へんに比(眦)の書き方です。
目へんに比(眦)の熟語は?
目へんに比(眦)を用いた熟語について確認していきましょう。
目へんに比(眦)を使った熟語としては、
・目眦(もくし)
・眼眦(まなじり)
・内眦(ないし)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 目へんに比(眦)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、目へんに比(眦)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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