たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「金へんに易(錫)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この金へんに易(錫)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
金へんに易(錫)の漢字の意味や読み方は?
それでは、まず金へんに易の漢字(錫)の読み方や意味について見ていきましょう。
金へんに易という漢字の読み方は音読みで「シャク」、「セキ」、「シ」、訓読みで「すず」、「たまもの」となります。
ここで、錫の漢字の意味について説明します。代表的な意味は3つあります。一個ずつ順に見ていきましょう。
1つ目は「すず。金属元素の1つ」のことです。この意味を持つ代表的な熟語は「鉛錫」です。電気工作で「はんだづけ」をしたことのある方もいるかと思いますが、「はんだ」とは、この熟語が示すとおり、「鉛」と「錫」の混合物です。また、歴史の授業で「青銅器」が登場しますが、これは銅と錫の混合物からつくられたものです。「ブロンズ」といえば、よりイメージがわくかと思います。
2つ目は、「道士や僧が用いる杖」です。この意味を持つ代表的な熟語は、「錫杖」です。
3つ目は、「たまわる。たまもの」です。これに類するものとして「賜」という字があります。歴史好きな方であれば、歴史家ヘロドトスの「エジプトはナイルのたまもの」という名言をご存知かと思います。エジプト文明が栄えたのは、洪水期に運ばれたナイル川の土により、作物がよく育ったからである、ということをヘロドトスは伝えたかったわけです。
金へんに易(錫)の漢字の部首と画数は?
なお、金へんに易(錫)の漢字の部首や画数を知りたい人もいるでしょう。
結論から言いますと、金へんに易(錫)の部首は「かねへん」であり、画数は「16画」です。
金へんに易(錫)の書き方や書き順は?
また、金へんに易(錫)の書き方や書き順について見ていきましょう。
金へんに易(錫)の漢字の書き順は以下のとおりです。
まず左側の「金」の部分です。
1画目が金へんの、左下へのはらいになります。
2画目が金へんの、右下へ向かって止める感じで書きます。
3画目は1番目の横棒です。
4画目は2番目の横棒です。
5画目は縦棒です。
6画目は上から下へ止める感じで書きます。
7画目は上から下へ少しはらう感じで書きます。
8画目は一番下の横棒で、若干はねるように書くのがポイントです。
右側に移って、「易」の部分です。
9画目は縦棒です。
10画目は横から下へおろします。
11画目は横棒です。
12画目は横棒です。
13画目は右上から左下へのはらいです。
14画目は横から下へ運び、最後ははねます。
15画目は左下へのはらいです。
16画目は左下へのはらいです。
これらが、金へんに易(錫)の書き方です。
金へんに易(錫)の熟語は?
金へんに易(錫)を用いた熟語についても確認しましょう。金へんに易(錫)を使った熟語としては、
・鉛錫
・錫杖
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方については、別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 金へんに易(錫)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、金へんに易(錫)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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