たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「にすいに水(冰)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、このにすいに水(冰)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
にすいに水の漢字(冰)の意味や読み方は?
それではまずにすいに水の漢字(冰)の意味や読み方について見ていきましょう。
にすいに水(冰)という漢字の読み方は音読みで「ヒョウ」、訓読みで「こおり、ひ、こお(る)」となります。
読み方としては音読みの「ヒョウ」訓読みの「こおり、ひ、こお(る)」どちらも目にすることが多いのではないでしょうか。
といっても「冰」なんて使ったことがないという人がほとんどだと思います。
ですが、みなさんがよく使う読み方が全く同じ漢字があるのです。それは「氷」という漢字で、「氷」は俗字にあたります。俗字というのは、公式な場で使われる標準的な漢字ではないけれども世間一般では多く使われている漢字のことを表します。
つまり正字(せいじ)という意味も同じ正しい字があり、それが「冰」なのです。
「氷」が正しい漢字ではなかったのに驚きですよね。「氷」は小学一年生で習う漢字でもあるので「冰」を見て「氷」だと思うはずがありません。
それも、昭和の初め頃に標準漢字表というものが出され、一般社会で使用される漢字の標準を示すものになるのですがこの時点で新字「氷」は入っていましたが、「冰」は入っていなかったのです。
余談にはなりますが、「冰」は人名などで使われることがあるのですが条件があり、日本人のこどもの出生届に書いても「冰」は旧字体にあたり、人名用漢字に含まれないので受理されません。日本に生まれた外国人のこどもの出生届には書けます。
にすいに水(冰)の漢字の部首や画数は?
なお、にすいに水(冰)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、にすいに水の(冰)部首は「にすい」であり、画数は「6画」です。
にすいに水(冰)の書き方や書き順は?
またにすいに水(冰)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
にすいに水(冰)の漢字の書き順は以下の通りです。
にすいに水(冰)の1画目がにすいの上の点になります。
2画目はにすいの下のはねる部分ですね。
3画目は水の左側フの部分です。
4画目は中央の縦棒です。
5画目は4画目の下の方に向かって短くはらう部分です。
6画目は4画目上の方から右に長くはらう部分です。
これらが、にすいに水(冰)の書き方です。
にすいに水(冰)の熟語は?
さらには、にすいに水(冰)を用いた熟語についても確認していきましょう。
にすいに水(冰)を使った熟語としては、
・氷山(ひょうざん)
・氷雪(ひょうせつ)
などがあります。漢字辞典にも「冰」を使って熟語は書かれていません。「氷」を使うのが一般的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ にすいに水(冰)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、にすいに水(冰)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
コメント