たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「目へんに敢(瞰)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この目へんに敢(瞰)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
目へんに敢(瞰)の意味や読み方は?
それではまず目へんに敢の漢字(瞰)の意味や読み方について見ていきましょう。
目へんに敢(瞰)という漢字の読み方は音読みで「カン」、訓読みで「のぞ(む)」「みお(ろす)」「み(る)」となります。
訓読みの「のぞ(む)」や「みお(ろす)」は日常でも馴染みのある読み方ですね。音読みの「カン」はつくりの読みと合わせて覚えると良いですね。
ここで瞰の漢字の意味について説明していきます。
この目へんに敢(瞰)という漢字の意味は、「高いところからみおろす。」や「景色を見る。」「ながめる。」「遠くをみる。」などどこかを目を使ってみるというような意味があります。
この目へんに敢(瞰)の漢字を使った熟語に似た意味の熟語が二つあります。「俯瞰」と「鳥瞰」です。
この二つの熟語はとても意味が似ていますが、少しだけ意味が違います。その、意味の違いが漢字に出ています。まず「俯瞰」は、高い位置から眼下を見渡す、見下ろすこと。と、もう一つ比喩的な表現としての意味もあります。物事を広く見て客観的にとらえることを表す時に使います。
さらに熟語の「鳥瞰」は、生き物の「鳥」という漢字を使っており高い位置から眼下に広がる景色を一目で見渡すという意味があり、地図や絵画などに使われている熟語です。このように一見とても似ておりこの二つの漢字は、互いに類語ですが言葉としての定義というものが違うため使われるシーンなどが異なってきます。
このように言葉の使い方を知ることで見慣れない漢字でも覚えやすくなります。
目へんに敢(瞰)の漢字の部首や画数は?
なお、目へんに敢(瞰)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、目へんに敢(瞰)の部首は「目へん」であり、画数は「17画」となります。
目へんに敢(瞰)の書き方や書き順は?
また目へんに敢(瞰)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
目へんに敢の漢字の書き順は以下の通りです。
目へんに敢(瞰)の1画目は目へんの左側にある縦棒の部分から始まります。
2画目は目へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は目へん中の一本目の横棒となります。
4画目は目へんの中の二本目の横棒です。
5画目は目へんの一番下の横棒です。
6画目は右側のつくりの左側を書きます。最初に一番上の横棒を書きます。
7画目は右側のつくりの最初に書いた横棒の真ん中ぐらいに縦線を短めに書きます。
8画目は右側のつくりの7画目に書いた縦線の下に横棒を書きます。「エ」を書きます。
9画目は右側のつくりの最初に書いた「エ」の下にくっつけて縦棒を書きます。
10画目は右側のつくりの先ほど書いた縦棒の右側に短めに横線を書いていきます。「耳」を書きます。
11画目は右側のつくりの「耳」の中の二本目の横線を書きます。
12画目は右側のつくりの「耳」の一番下の横棒を少し右斜め上に向けて書きます。
13画目は右側のつくりの「耳」の一番長い縦棒を書きます。
14画目は右側のつくりの残りの部分です。先ほど書いた左側の右側の上の「エ」の横に「ノ」を書きます。
15画目は「ノ」の横に横棒を書きます。
16画目は15画目に書いた横棒の下に右上から左下に向け払いを書いていきます。
17画目は16画目に書いた払いと交差するように左上から右下に向け払いを書きます。
これらが目へんに敢(瞰)の書き方です。
目へんに敢(瞰)の熟語は?
目へんに敢(瞰)を用いた熟語について確認していきましょう。
目へんに敢(瞰)を使った熟語としては、
・俯瞰(ふかん)
・鳥瞰(ちょうかん)
・下瞰(かかん)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 目へんに敢(瞰)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、目へんに敢(瞰)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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