たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「耳へんに卯(聊)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この耳へんに卯(聊)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
耳へんに卯(聊)の意味や読み方は?
それではまず耳へんに卯の漢字(聊)の意味や読み方について見ていきましょう。
耳へんに卯(聊)という漢字の読み方は音読みで「リョウ」、訓読みで「いささか」「たよる」「たのしむ」となります。
耳へんに卯(聊)の最も代表的な意味としては「いささか」です。いささかとは、人前やあらたまった場で「いささか緊張しております」などと言うように、「少し」「わずか」などの言葉を丁寧に言い換えるときによく遣われます。
同義語としては「かりそめ」「とりあえず」が挙げらえます。
2つ目の意味としては「楽しむ」「やすらぐ」もありますが、現代ではそのまま「楽しむ」と書くのが一般的のため、参考程度に理解しておくといいでしょう。
3つ目として「耳鳴り」「耳が鳴る」という、身体の状態をあらわした意味もあります。
さらに4つ目の意味として「頼ること」も挙げられ、「聊頼(りょうらい)」という熟語としても知られています。
5つ目の意味として、「失礼なこと」「いいかげん」「うかつという」意味があり、こちらは「聊爾(りょうじ)」という熟語に含まれていますね。
いずれにしても、代表的な意味の「いささか」「少し」が耳へんに卯(聊)の意味と覚えておくのがおすすめです。
耳へんに卯(聊)の漢字の部首や画数は?
なお、耳へんに卯(聊)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、耳へんに卯の(聊)部首は「みみへん」であり、画数は「11画」です。
耳へんに卯(聊)の書き方や書き順は?
また耳へんに卯(聊)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
耳へんに卯の漢字の書き順は以下の通りです。
耳へんに卯(聊)の1画目は耳へんの一番上にある横棒、「一」の部分から始まります。
2画目は耳へんの縦棒で、1画目と垂直に書き始め、まっすぐ下に伸ばします。
3画目は耳へんの二番目の横棒となります。
4画目は耳へんの三番目の横棒になります。
5画目は耳へんの一番下の横棒で、やや右上がりに書きます。
6画目は耳へんの右側の縦棒で、長くまっすぐ下に伸ばします。
7画目は「卯」の左上から書きはじめ、短く左下に払います。
8画目は7画目の払いの先部分からまっすぐ下におろし、右に跳ねます。
9画目は7画目の払いの少し下の位置から下の伸ばして左に払います。
10画目は「卯」の右半分にある縦棒で、長くまっすぐ下に伸ばします。
11画目は10画目の書きはじめと同じ位置から短く横棒を書き、まっすぐ下に伸ばして左に跳ねます。
これらが、耳へんに卯(聊)の書き方です。
耳へんに卯(聊)の熟語は?
さらには、耳へんに卯(聊)を用いた熟語についても確認していきましょう。
耳へんに卯(聊)を使った熟語としては、そのほかに
・無聊
・聊爾
・聊頼
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 耳へんに卯(聊)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、耳へんに卯(聊)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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