私たちが生活している中でよく読み方がわかりにくい漢字をみかけることがあります。
しかもよく使用する漢字と似ている漢字の場合は区別するのがとてもやっかいであり、一度しっかりと暗記しておくといいです。
中でもここでは「国みたいな漢字や来みたいな漢字の意味や読み方は?喜みたいな漢字や黄みたいな漢字の意味や読み方は?」について解説していきますので、参考にしてみてください。
国みたいな漢字の意味や読み方は?
「匡」という漢字を見たことがありますか?人名で使われることがありますが、日常ではあまり見ない漢字ですね。
国みたいな漢字ですが、読みも意味も違う漢字です。「匡」の意味や読み方について見ていきましょう。
「匡」の読み方は「キョウ、ただ(す)、すく(う)」です。意味は「正す。正しい。助ける。箱」となります。
部首は「匚(はこがまえ)」で、「国」は四角の中が「玉」なのに対して、匡は「王」になっています。
「匡」は元々「匩」と書きました。「匚」と「㞷」で構成された漢字です。「匚」は「ホウ、はこ」と読み、四角い箱を象った漢字。「㞷」は「コウ、オウ」と読みます。草の芽生えを象った「屮(ソウ、テチ、テツ)」と、統治者を意味する「王」で、「盛んにする」という意味の漢字です。
「匡」は「匚(箱)」+「㞷(盛んにする)」から「形を正して盛んにする。正す」という意味を表しています。国みたいな漢字ですが全く違う意味や読み方の漢字です。
「匡」の読み方は「キョウ、ただ(す)、すく(う)」です。意味は「正す。助ける」などとなっています。
来みたいな漢字の意味や読み方は?
有名人の名前で「來」という漢字を見ることがありますね。日常的に使う漢字で例えると、「来みたいな漢字」です。
来みたいな漢字の「來」ですが、そもそも「來」は「来」の旧字体です。意味や読み方も同じになっています。読み方は「ライ、きた(す)、きた(る)、く(る)」。意味は「こちらに来る。時間的に近づく。将来」です。
「來」は畑に立っている麦を象った漢字で、部首は「人(ひと)」です。古代中国で麦は「神が人々にもたらした恵みの穀物」と考えられていました。「神からもたらされる」という意味から、現在の「やってくる」という意味になったのです。
「來」は、そもそも「来」の旧字体です。読み方や意味も「来」と同じく、「ライ、きた(す)、きた(る)、く(る)」、「来る。近づく」です。
喜みたいな漢字の意味や読み方は?
おめでたいことを表す漢字で「嘉」があります。喜みたいな漢字ですが、「嘉」の意味や読み方についてご存じでしょうか。
「嘉」の読み方は「カ、よ(い)、よみ(する)」です。「よい。立派。めでたい。褒める」などを意味しています。
「嘉」の部首は「口(こう)」で、「壴(シュ)」と「加」によって構成されています。「壴」は楽器(太鼓、つづみ)を象った漢字です。「加」は農具の「スキ」を表しています。「力」と「口」が合わさった会意文字(異なる漢字同士を組み合わせて一つの意味を表す漢字)の場合の「加」は「くわえる。足す」という意味ですが、嘉は「壴(楽器)」と「加(スキ)」を組み合わせた漢字です。楽器をにぎやかに鳴らしてスキを祓い清め、豊作を祈ることから、「めでたい」ことを表しています。
「嘉」は「カ、よ(い)、よみ(する)」と読みます。「めでたい。褒める」などめでたい意味をもつ漢字です。
黄みたいな漢字の意味や読み方は?
人名などで「廣」という漢字を見ることがあります。黄みたいな漢字ですが、意味や読み方について見ていきましょう。
「廣」は「広」の旧字体です。読み方は「コウ、ひろ(い)」で、意味は「ひろい。ひろさ。ひろげる」となっています。「广」の中は黄みたいな漢字に見えますが、よく見ると上部の形状が「黄」とは違います。「黃」は「黄」の旧字体です。
部首の「广」は「ゲン」と読みます。「岩屋。屋根」という意味で、崖を利用した造られた家屋を象った漢字です。
「黃」の成り立ちには諸説ありますが、火矢の形を象った漢字とする説が一般的です。火矢の黄色い光から、意味は「き。きいろ。黄ばむ」となっています。
「廣」が「ひろさ。ひろがり」という意味なのは、「广(家屋)」+「黃(火の光)」で「家の中における光のひろがり」を表していることからです。
「廣」は「広」の旧字体で、読み方は「コウ、ひろ(い)」です。「ひろい。ひろさ」などを意味しています。
まとめ 喜みたいな漢字や黄みたいな漢字の意味や読み方は?
ここでは国みたいな漢字や来みたいな漢字の意味や読み方は?喜みたいな漢字や黄みたいな漢字の意味や読み方は?について解説しました。
見たことはあるものの読めないし、意味もわからないものばかりだったのではないでしょうか。
似ている漢字を理解し毎日の生活に役立てていきましょう。
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