たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「けものへんに青(猜)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、このけものへんに青(猜)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
けものへんに青(猜)の漢字の意味や読み方は?
それではまず、けものへんに青の漢字(猜)の意味や読み方について見ていきましょう。けものへんに青(猜)という漢字の読み方は音読みで「サイ」、訓読みで「うたが(う)」「そね(む)」となります。
正確に言うと「猜」の右側は、「青」ではなく「青の旧字体」です。今回はわかりやすくお伝えするために、「けものへんに青」と表記していきます。
音読みの「サイ」は知っていたという方も多いかもしれません。後々、熟語とともに確認していきましょう。訓読み「うたが(う)」「そね(む)」は小説のなかでよく出てくる表現ですが、「猜」とは別の漢字が先に思い浮かびますね。(嫉む(そねむ)、疑う(うたがう))
「猜」の意味は「うらやましくて憎らしいと思う。ねたむ・そねむ・うらやむ」などの、ネガティブなものが多いですね。
あなたは「猜疑心(さいぎしん)」という言葉を聞いたことありますか?日常で誰かに伝える言葉というより、小説の中で登場人物の関係がギクシャクした場合等に良く使われる表現のイメージがあります。
この場合、猜疑心に続け「持つ」「抱く(いだく)」が着くパターンが多いです。今度、小説を読む機会がありましたら、積極的に見つけてみるのも良いですね。
意味が定着しやすいように、もう1つ熟語を紹介します。「猜忌(さいき)」からどのようなイメージが思い浮かぶでしょうか?
「猜」は上述のよう、そねむ、疑うといったマイナス表現ですね。「忌」はどうでしょう。こちらも「禁忌(きんき)」や「忌避(きひ)」で使われているように「嫌って避ける」という負の意味を持つ表現といえます。
漢字そのものの意味が分からなくても、それが使われている熟語を連想することにより、ひらめく瞬間は嬉しいものです。
けものへんに青(猜)を始めとして漢字全般の意味では、前後の文脈や使われる熟語などによっても変化すると覚えておくといいですね。
けものへんに青(猜)の漢字の部首や画数は?
なお、けものへんに青(猜)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、けものへんに青(猜)の部首は「けものへん」であり、画数は「11画」となります。
けものへんに青(猜)の書き方や書き順は?
またけものへんに青(猜)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
けものへんに青の漢字の書き順は以下の通りです。
けものへんに青(猜)の1画目は「けものへん」の上部の左払いです。
2画目は「けものへん」の上部左側から、丸み帯びた縦棒を書き、最後跳ねます。
3画目は「けものへん」2画目の真ん中あたりから左に払います。
4画目は「青」の上部、横棒です。
5画目は「青」の上部、縦棒です。
6画目は「青」の上部、上から2本目の横棒です。
7画目は「青」の上部、上から3本目の横棒です。
8画目は「青」、正確に言うと「円」の左縦棒を下ろします。
9画目は「円」の左から右への横棒を、そして縦棒を下ろし、最後内側に跳ねます。
10画目は「円」の中心部縦棒です。
11画目は「円」の下横棒です。
これらが、けものへんに青(猜)の書き方です。
けものへんに青(猜)の熟語は?
けものへんに青(猜)を用いた熟語について確認していきましょう。
けものへんに青(猜)を使った熟語としては、
・猜忌(さいき)
・猜疑(さいぎ)
・猜忍(さいにん)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ けものへんに青(猜)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、けものへんに青(猜)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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