たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「金へんに真(鎮)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この金へんに真(鎮)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
金へんに真の漢字(鎮)の意味や読み方は?
それでは、まず金へんに真の漢字(鎮)の読み方や意味について見ていきましょう。
金へんに真という漢字の読み方は音読みで「チン」、訓読みで「しず(める)」「しず(まる)」となります。
なお、右側の部分が「真」である場合と、「眞」つまり「鎭」の両方があります。
私のパソコンでは、「鎭」については、「ちん」と入力後、単漢字変換で検索しないと見つけられませんでした。
「鎮」「鎭」どちらの文字も存在するのですが、現在では「金へんに真」の方が一般的で、「鎭」は旧字体です。
鎮の漢字の意味について説明しますが、「押さえて安定させる。しずめる。しずまる。」、「おもし、おさえ」を指します。
書道にて紙がずれないように抑える道具として「文鎮」を使ったかと思いますが、この鎮にも上の意味が含まれているわけです。
また、「奈良、平安時代初期に事務を統括した僧職」、中国で「北魏以降、軍団を駐屯させた軍事・経済上の要地の称」「宋代以降、県に属する地方の小都市の称」という、歴史の用語としても登場しています。
なお音読みの「チン」は、「真」の音読みが「シン」なので、想像しにくい読み方かもしれませんが、この機会に覚えておくといいです。訓読みの場合は、送り仮名が二通りあることにも気をつけましょう。
のちに熟語の部分でも出てきますが、金へんがつく漢字ですから、漢字全般の意味としては、どうやら金属を用いるのではないか、ということが予測できますね。
金へんに真(鎮)の漢字の部首と画数は?
なお、金へんに真(鎮)の漢字の部首や画数を知りたい人もいるでしょう。
結論から言いますと、金へんに真(鎮)の部首は「かねへん」であり、画数は「18画」です。右側が「眞」の場合も同様に「18画」です。
金へんに真(鎮)の書き方や書き順は?
また、金へんに真(鎮)の書き方や書き順について見ていきましょう。
金へんに真の漢字の書き順は以下のとおりです。
まず左側の「金」の部分です。
1画目が金へんの、左下へのはらいになります。
2画目が金へんの、右下へ向かって止める感じで書きます。
3画目は1番目の横棒です。
4画目は2番目の横棒です。
5画目は縦棒です。
6画目は上から下へ止める感じで書きます。
7画目は上から下へ少しはらう感じで書きます。
8画目は一番下の横棒で、若干はねるように書くのがポイントです。
右側に移って、「真」の部分です。
9画目は「十」のうち、横棒の部分です
10画目は「十」のうち、縦棒の部分です。
11画目は「目」のうち、縦棒の部分です。
12画目は「目」の部分で、横から下におろします。
13画目は「目」のうち、二本目の横棒です。
14画目は「目」のうち、三本目の横棒です。
15画目は「目」のうち、最後の横棒です。
16画目は横棒です。
17画目は上から左下です。
18画目は、上から右下です。
これらが、金へんに真(鎮)の書き方です。
金へんに真(鎮)の熟語は?
金へんに真(鎮)を用いた熟語についても確認しましょう。金へんに真(鎮)を使った熟語としては、
・鎮圧
・文鎮
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方については、別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 金へんに真(鎮)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、金へんに真(鎮)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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