たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに周の漢字(蜩)の漢字(腔)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この虫へんに周の漢字(蜩)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
虫へんに周の漢字(蜩)の意味や読み方は?
それではまず虫へんに周の漢字(蜩)の意味や読み方について見ていきましょう。
虫へんに周(蜩)という漢字の読み方は音読みで「チョウ」「ジョウ」「チュウ」「ジュ」、訓読みで「せみ」「ひぐらし」となります。
普段見かけることの少ない漢字ですので、音読みも訓読みもあまりピンと来ないかもしれません。
この蜩という漢字にはせみの一種の「ひぐらし」、もしくはセミ科の昆虫の総称といった意味があります。特に前者のひぐらしの意味がメインですね。
カナカナと鳴くことからも、カナカナ蝉などとも呼ばれています。
なお右のつくりが「周」である理由としては、中国から伝わってきた説が強いようです。
この説ではまず現在の音読みである「チョウ」は、中国における昔の表現では「テウ」と読むことと関係していました。そのため、かつて中国の人たちがヒグラシの鳴き方を「テウテウテウ(周周周)」と聞き取り、それが日本に伝わった際に上のような表記になった可能性があるのそうです。
虫へんに周(蜩)だけではなく、漢字全般に言えることですが、成り立ちや形のそれぞれに意味や経緯があります。
このようにすでに知っているものとのイメージと結びつけると、見慣れない漢字でも覚えやすくなるのでおすすめですね。
虫へんに周(蜩)の漢字の部首や画数は?
さて、「蜩」の漢字の部首や画数についてです。
結論からいいますと、「蜩」の部首は「虫(むしへん)」であり、画数は「14画」です。
虫へんに周(蜩)の書き方や書き順は?
それでは「蜩」の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
虫へんに周(蜩)の漢字の書き順は以下の通りです。
虫へんに周(蜩)の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。
2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。
4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。
5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。
6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。
7画目は「周」の左側の縦線で上から下に書き、下を払います。
8画目は「周」の最初に書いた縦線に垂直に書き始め、途中で曲がり左側の払いと同じところまで書きはねます。
9画目は「周」の中の「土」の部分で、上の横棒です。
10画目は「周」の中の「土」の部分で、二本目の横棒です。
11画目は「周」の中の「土」の部分の、縦棒になります。
12画目は「周」の中の「口」の部分の、縦棒です。
13画目は「周」の中の「口」の部分の、12画目に書いた縦棒の横に垂直に書き下に伸ばします。
14画目は「周」の中の「口」の部分の、一番下の横棒です。
これらが、虫へんに周(蜩)の書き方です。
虫へんに周(蜩)の熟語は?
さらには、虫へんに周(蜩)を用いた熟語についても確認していきましょう。
虫へんに周(蜩)を使った熟語としては、
・蜩甲(ちょうこう)
・茅蜩(ひぐらし)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 虫へんに周(蜩)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、虫へんに周(蜩)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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