たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「金へんに寿(鋳)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この金へんに寿(鋳)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
金へんに寿の漢字(鋳)の意味や読み方は?
それでは、まず、金へんに寿の漢字(鋳)の読み方や意味について見ていきましょう。
金へんに寿(鋳)という漢字の読み方は音読みで「チュウ」、訓読みで「い(る)」となります。
なお、金へんに寿(鋳)の漢字とそては右側の文字が「寿」である場合と、異体字として壽すなわち「鑄」の両方がありますが、鋳の方が一般的です。
私のパソコンで変換させると、どちらの文字も登場するのですが、旧字体の「鑄」の漢字は、「いもの」で入力しないと出てきませんでした。
この鋳という漢字の意味は「溶かした金属を、鋳型に注ぎ入れて、器物を製造する」「刀剣などを鍛える」を指します。鋳物という熟語で覚えておくのがわかりやすいですね。
また「空気や湿気などの作用で、金属表面に生じる、酸化物や炭酸塩などの膜」つまり、「錆」の同意語でもあります。
のちに熟語の部分でも出てきますが、金へんがつく漢字ですから、漢字全般の意味としては、どうやら金属製品を造るとか、金属の加工に関わる漢字と理解しておくといいでしょう。
金へんに寿(鋳)の漢字の部首や画数は?
なお、金へんに寿の漢字(鋳)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、金へんに寿「鋳」の部首は「金へん(読み方:かねへん)」であり、画数は「15画」です。右側が「壽」の場合は、画数が「22画」になります。
金へんに寿(鋳)の書き方や書き順は?
また火へんに軍(煇)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
金へんに寿の漢字の書き順は以下の通りです。
まず左側の「金」の部分です。
1画目が金へんの、左下へのはらいになります。
2画目が金へんの、右下へ向かって止める感じで書きます。
3画目は1番目の横棒です。
4画目は2番目の横棒です。
5画目は縦棒です。
6画目は上から下へ止める漢字で書きます。
7画目は上から下へ少しはらう漢字で書きます。
8画目は一番下の横棒で、若干はねるように書くのがポイントです。
右側に移って、「寿」の部分です。
9画目は1番目の横棒です
10画目は2番目の横棒です
11画目は3番目の横棒です。
12画目は左下へのはらいです。つい次の横棒に行きがちです。気をつけましょう。
13画目は寸の横棒です。
14画目は寸の縦棒です。最後ははねます。
15画目は寸の点です。
これらが、金へんに寿(鋳)の書き方です。
金へんに寿(鋳)の熟語は?
さらには、
金へんに寿「鋳」を用いた熟語についても確認しましょう。金へんに寿(鋳)を使った熟語としては、
・鋳型(いがた)
・鋳造(ちゅうぞう)
あたりが代表的です。
意味としては、「鋳型」は「鋳物をつくるために、溶かした金属を流し込む」、「鋳造」は、「金属を溶かし、鋳型に流し込んで物をつくること」を指します。
まとめ 金へんに寿(鋳)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、金へんに寿(鋳)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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