【Excel】エクセルのプルダウンで隣のセルに連動・自動入力方法【別シート等も：ドロップダウン】

この記事では「エクセルのプルダウンで隣のセルに連動・自動入力方法【別シート等も：ドロップダウン】」について解説していきます。

基本的方針は下記の通りです。

・名前の定義

・入力規則の使用

それでは、サンプルデータを用いて解説しましょう。

エクセルのプルダウンにて隣のセルを連動・自動入力させる方法【ドロップダウンリスト】

 下記サンプルでは、飲食店が3カテゴリ用意されています。

どのカテゴリを選択したかによって、店舗名に表示させるドロップダウンを変化させるというのが、今回のお題です。

まず、カテゴリの定義を行う必要があります。

具体的には名前の定義を作成することが該当し、セルE1、F1、G1を選択した状態で名前ボックスをクリックします。

ここに新しい名前を入力します。

「カテゴリ」としておけばよいでしょう。

入力後、エンターを押し、再度名前ボックスを調べてみます。

このように今入力した「カテゴリ」が認識されていればOKです。

同様にラーメンについても、名前を定義しておきます。

セルE2:E5を選択した状態で、名前ボックスに「ラーメン」と入力します。

「寿司」「焼肉」についても、同じ方法で名前の定義を行うことができます。

ここまでできたら、入力規則を設定します。

セルA2:A*を選択した状態でリボンより「データ」–「データの入力規則」–「データの入力規則」をクリックします。

入力値の種類では「リスト」を選択し、元の値には「=カテゴリ」と入力します。

OKを押し、ドロップダウンにすべてのカテゴリが含まれていれば成功です。

同様にセルB2:B*を選択した状態で「データの入力規則」をクリックします。

入力値の種類は「リスト」、元の値には「=INDIRECT(A2)」と入力します。

INDIRECT関数について解説しますと、当関数は、参照したセルの文字列を取得する際に使用し、

と入力します。

今回において、カテゴリはすべて名前として認識される手筈なので、指定した名前に含まれる要素が選択可能な値になる、というわけです。

また、このようなメッセージが出てくる場合がありますが、「はい」を選択しておけば問題ありません。

OKを押し、任意のカテゴリを設定します。

「店舗名」列のドロップダウンを開き、指定したカテゴリに含まれる店舗名がすべて存在していればお題クリアです。

エクセルのプルダウンにて別シートのセルを連動させる方法

今度はカテゴリと店舗名が別のシートに書かれているケースで考えてみましょう。

下記サンプルではシートS4に書かれたカテゴリと店舗名をシートS3から参照しようとしているところです。

まず、名前の定義を設定します。

方法については前章で説明していますので、ご参照ください。

次に、シートS3側で入力規則の設定を行います。

前章と同じく、入力値の種類に「リスト」を設定し、元の値に「=カテゴリ」と入力します。

OKを押し、下記のようにドロップダウンにカテゴリが表示されていれば問題ありません。

「店舗名」列に設定する入力規則についても、前章と全く同じで構いません。

OKを押し、選択したカテゴリに含まれる店舗名がドロップダウンに存在していることを確認しましょう。

参照元データと実際に入力を行う場所が同じシートにある場合、不注意で参照元データを破損させるといったリスクが発生します。

その意味では、参照元データは別のシートに書かれている方がより安全といえるでしょう。

まとめ　エクセルのドロップダウンで隣のセル・別シートに連動・自動入力方法

 この記事では「エクセルのプルダウンにて隣のセルや別シートを連動させる方法」について解説しました。

入力規則を手で入力・編集している場合、人為的ミス及び編集漏れ等のトラブルを呼び込むリスクを抱えてしまうことになります。

「可能な限り、トラブルの種は消しておきたい」というのが、我々の本音ではないでしょうか。

この記事がより安全でよりスマートな手法を生み出すためのヒントとなったのであれば、とても光栄です。