科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。
ここでは代表的な化学物質の「酢酸(CH3COOH)」に着目して、その沸点・融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
酢酸の沸点や融点は?沸点が高い理由は?【CH3COOH】
それでは以下で酢酸(CH3COOH)の沸点や融点は?沸点が高い理由は?について確認していきます。
結論として、酢酸の
・沸点(常温常圧下):約118度(117.9度付近)
・融点(常温常圧下):約17度(16.6度付近)
ですね。
酢酸の場合では、特に沸点の情報が重要ですね。
なお、水などと比較してもこの沸点は高いです。
酢酸の沸点が高い理由
酢酸の沸点が高い理由としてもいくつか理由うがあり、
・分子間で水素結合をしている(COOHのカルボキシル基とC=Oのカルボニル基と間)
・水素結合は結合力が通常の分子間力の中でも特に強い
・結合を切る(気化する)にはこの強い結合を切る必要があり、そのためエネルギーが必要となる→沸点が高くなる
と覚えておきましょう。
意味を理解すると各物性を忘れにくくなります。
酢酸の比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?
さらに、酢酸の比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。
結論として、酢酸の
・密度(常温常圧下):約1.05g/ml(g/cm3と同じ)
・比重(常温常圧下):約1.05
ですね。
酢酸の密度は水より若干重い1.05g/mlとなります。単位g/cm3でも値は同じですね。
なお、液体の場合の比重は密度の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は変わらないですが(1で割っているため)単位が無くなります!
酢酸だけでなく密度と比重の違いは重要なので覚えておきましょう(^^)/
酢酸の引火点は?【危険物など】は?
さらに、酢酸の引火点についてもチェックしていきましょう。危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、酢酸の
・引火点:約39度(密閉式での計測時)
ですね。
そこまで高くないので、注意した管理が必要となりますね。
酢酸のSDSは?【厚生労働省の情報】
さらに、酢酸のSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!
以下が厚生労働省さまの情報でございます。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/64-19-7.html
まとめ 酢酸の比重・密度(g/mlやg/cm3)・SDS・引火点・融点は?【CH3COOH・危険物・SDS】
ここでは、酢酸の沸点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点・融点は?【CH3COOH・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。
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