たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「虫へんに番(蟠)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この虫へんに番の漢字(蟠)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
虫へんに番の漢字(蟠)の意味や読み方は?
それではまず虫へんに番の漢字(蟠)の意味や読み方について見ていきましょう。
虫へんに番(蟠)という漢字の読み方は音読みで「ハン」「バン」、訓読みで「めぐ(る)」「わだかま(る)」「わらじむし」となります。
普段見かけることの少ない漢字ですので、音読みも訓読みもあまりピンと来ないかもしれません。
音読みの「バン」は、右側のつくりの番と同じ読み方ですので覚えやすいですよね。
ここで蟠の漢字の意味について説明していきます。
1つ目の意味としてこの虫へんに番(蟠)は「とぐろを巻く、曲がりくねる」というものがあります。
この「蟠」という漢字は、中国で竜などに使われている漢字で日本では「蛇」の語源とされていることも覚えておくと、上の意味を覚えやすいでしょう。
2つ目の虫へんに番(蟠)意味としては「気が晴れない」という意味も持っています。これも、上の意味の「竜や蛇がとぐろを巻いている≒いい気分にはならない」と認識しておくことで、この感情を覚えるのがおすすめです。
そしてこの虫へんに番(蟠)の3つ目の意味として「わらじむし」という読み方もあります。ダンゴムシのような節足動物の1種です。
虫へんに番(蟠)を始めとして漢字全般の意味では、つくりの読み方が漢字の読み方と同じものがあると覚えておくといいですね。
虫へんに番(蟠)の漢字の部首や画数は?
なお、虫へんに番(蟠)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、虫へんに番(蟠)の部首は「虫へん」であり、画数は「18画」となります。
虫へんに番(蟠)の書き方や書き順は?
また虫へんに番(蟠)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
虫へんに番の漢字の書き順は以下の通りです。
虫へんに番(蟠)の1画目は虫へんの真ん中にある縦棒の部分から始まります。
2画目は虫へんの縦棒の横で、1画目と垂直に書き始め、途中で曲がり下に伸ばします。
3画目は虫へんの「口」の下の横棒となります。
4画目は虫へんの「口」を貫くようにまっすぐ下に縦棒を書きます。
5画目は虫へんの「口」を貫いて書いた縦棒の下に、やや右上がりに横棒を書きます。
6画目は虫へんの縦棒の下に書いた横棒にやや長めに点を書きます。
7画目は番の一番上に右上から左下にノの字を書きましょう。
8画目は番の一番上のノの字の下に米を書いていきます。まず、左上の点を書きます。
9画目は米の字の二画目の右上の点です。
10画目は米の字の横棒を書きます。
11画目は米の字の縦棒を書きます。
12画目は米の字の左下の払いを書きます。
13画目は米の字の右下の払いを書きます。
14画目は番の下の田の字を書いていきます。まず、米の下に田の字の一画目の縦線を書きます。
15画目は田の字の二画目の横線を書き、途中で曲げ下にまっすぐ縦線を書きます。
16画目は田の字の三画目田の中の縦線を書きます。
17画目は田の字の中の真ん中の横線を書きます。
18画目は田の字の一番下の横線を書きます。
これらが虫へんに番(蟠)の書き方です。
虫へんに番(蟠)の熟語は?
虫へんに番(蟠)を用いた熟語について確認していきましょう。
虫へんに番(蟠)を使った熟語としては、
・蟠居(ばんきょ)
・蟠屈(ばんくつ)
・蟠曲(ばんきょく)
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 虫へんに番(蟠)の漢字の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、虫へんに番(蟠)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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