この記事では「エクセルでの横線の入れ方(取り消し線:見え消し線)や削除方法【文字の上に訂正線を引く】 」について解説していきます。
方法としては
・セルの書式設定を変更し、文字飾りの「取り消し線」を適用する
といったものが利用できます。
それでは、サンプルデータを用いて解説しましょう。
エクセルでの横線の入れ方(取り消し線:見え消し線)や削除方法【文字の上に訂正線を引く】
下記サンプルにて、短文を3つほど用意しました。
まずはセルA1に書かれた短文に取り消し線を引く方法について解説します。
セルA1を右クリックします。
コンテキストメニューが表示されるので、その中から「セルの書式設定」をクリックします。
「セルの書式設定」ダイアログが開くので、「フォント」タブを開きます。
文字飾りに含まれている3つのチェックボックスの中で「取り消し線」にチェックを入れます。
なお、今回のお題に関してはその他の設定については特に変更する必要はありません。
OKを押すと、「セルの書式設定」ダイアログが閉じ、セルA1に書かれた短文に取り消し線が引かれます。
ここで行ったことは上記の通り「文字飾り」なので、セルに格納された値については依然として有効なものと扱われます。
よって、「検索」あるいは「置換」といった操作を受け付けることになります。
エクセルでの横線を消す方法(取り消し線:見え消し線)【文字の上に訂正線を引く】
今度は取り消し線を消す方法について解説します。
サンプルではセルA2の短文はすでに取り消し線が引かれていますが、この取り消し線を消してみましょう。
先ほどと同様にコンテキストメニューより「セルの書式設定」をクリックします。
コンテキストメニューについては右クリックで表示させるのが一般的ですが、ショートカットキーとして「SHIFT+F10」を利用することも可能です。
「セルの書式設定」ダイアログで「フォント」タブを開いてみましょう。
すでに文字飾りの「取り消し線」がチェックされた状態となっているので、それを外します。
OKを押すと、「セルの書式設定」ダイアログが閉じ、セルA2に書かれた短文に惹かれていた取り消し線が削除されます。
エクセルにて横線(取り消し線)を一部のみに引く方法【訂正線】
取り消し線はセル全体だけでなく、部分的に引くことができます。
サンプルのセルA3において「クレヨン」に取り消し線を引いてみましょう。
まずはセルA3をダブルクリックして編集モードにします。
下記のようにセルの中にカーソルが表示されればOKです。
対象の単語「クレヨン」を選択状態にし、コンテキストメニューを開き、「セルの書式設定」をクリックします。
文字飾りにある「取り消し線」にチェックを入れます。
なお、今回表示されるタブは「フォント」のみなので、タブを選択する操作は存在しません。
ENTERを押すと、「クレヨン」のみに取り消し線が引かれた状態となります。
まとめ エクセルでの訂正線:見え消し線の入れ方や消す方法【取り消し線で文字の上に線を引く】
この記事では「エクセルでの訂正線:見え消し線の入れ方や消す方法【取り消し線で文字の上に線を引く】」について解説しました。
取り消し線は多用すると文書の可読性が低下するデメリットがありますが、どのような修正・変更がされたかを簡単に表現することができます。
修正の規模がそれほど大きくないケースでは、積極的に利用していきたいところではないでしょうか。
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