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存在意義と存在理由と存在価値の違いや使い分けや意味は?

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私たちが生活している中でよく似ている言葉を見かけることがありますよね。

哲学的な用語で似ているものとして「存在意義と存在理由と存在価値」などがありますが、これらの厳密な意味・違い・使い分けについて理解していますか。

ここでは、これら存在意義と存在理由と存在価値の違い・意味・使い分けについて解説していきますので、参考にしてみてくださいね。

 

 

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存在意義と存在理由の違いや使い分けは?

まず、「存在意義」の意味を解説していきます。

そもそも意義とは「その事柄に対する値うち、その事柄の重要性」を意味します。そのことから存在意義とは、「その存在の値うち、その存在の重要性」という意味となります。

ある物や人(存在)に重要な意味や役割があるのか、存在することで何か値打ちや長所を問う際に使われることが多い言葉です。

哲学や文学の上では「レゾンデートル」というフランス語から由来した言葉で表現されることもあります。特に哲学者であるキルケゴール、ハイデガー、サルトルなどが唱えた「実存主義」という哲学で使われました。

実存主義とは「人間の本質(どういう人か)ではなく、実存(人間そのもの)をどう捉えるかが重要」という考え方のことです。人間は本質や理想を追い求める傾向にありますが、現実に実在している自身を大切にしどう生きるか考えることが重要だといっています。

よって、存在意義は人間の本質的な部分を示す言葉でもあります。

 

使用例は次の通りです。

「車の存在意義は、 人や物を運ぶのに便利なことです。」

「あなたの存在意義は、人を癒すことにあります。」

「発言することで存在意義が生まれると考えます。」

 

 

存在理由の意味と存在意義との違い

次に「存在理由」の意味を見ていきます。

理由とは「根拠・目的・訳」を意味します。

そのことから存在理由とは、「ある物事や人が存在することの根拠・目的・訳」という意味となります。

ある人や物が、なぜそこに在るのか(居るのか)を説明したり言及する際に使用され、存在する根拠・存在の目的・存在する訳などに言い換えることが出来ます。

使用例は次の通りです。

「この装置の存在理由は、安全性を向上させることです。」

「宇宙の存在理由は今だ解明されていません。」

「存在理由が分からない規則は廃止しましょう。」

 

 

では、「存在意義」と「存在理由」の違いや使い分けをみていきしょう。

前述のとおり、存在意義は「その存在の値うち、その存在の重要性」、存在理由は「ある物事や人が存在することの根拠・目的・訳」という意味です。

そのためその存在の能力・重要性・または人間の本質を表現する場合は「存在意義」、その存在が何のために在るのか・その存在によりどういった目的が果たされるのかを表現する場合は「存在理由」を使用します。

これらが存在意義と存在理由の違いといえますね。

 

 

存在価値の違いや使い分けは?【存在理由と存在意義】

続いて存在価値の意味や存在理由・存在意義との違い・使い分けについても確認していきます。

価値とは「物事に対する有益さ、社会に承認される絶対的な性質」のことです。

そのため「存在価値」は「その存在の社会的に承認される能力、周囲に対して役に立つ部分」を意味します。

ある物や人に対する社会や他人からの評価として使われることが多い言葉です。他者により有益であると認められた存在や、他にはない絶対的な能力や性質を有する存在に対して「存在価値がある」といわれます。

逆に「存在価値がない」は、何の利益ももたらさない存在と見なされた場合に使用されます。

使用例は次の通りです。

「社内随一のエンジニアである彼の存在価値は大いにあります。」

「我が社は他にはないサービスを提供することで存在価値を見出しています。」

 

 

「存在価値」と「存在意義」ですが、「その存在の値打ち」という意味ではとても似ています。しかし社会的に評価される能力が無い時や必要とされている実感が無い時に「自分には存在価値がない」とはいいますが「自分には存在意義がない」とはあまりいいません。

存在意義は「その存在の何を重んじるか」「その存在の何に価値を見出すか」といった、社会の一般的な評価というよりは個人的な考えに基づく場合に使用されることが多いといえます。

また「存在価値」と「存在理由」ですが、存在理由は「存在の根拠・目的・訳」を表す言葉であり、値打ちや性質という意味ではありません。ただし、その存在が疑問視される際に「これの(それの)存在理由はなにか」と問い、暗に「これに(それに)存在価値はあるのか」という意味合いで使用されることもあります。

 

このように、存在意義と存在理由と存在価値の違いがあるわけです。

 

まとめ 存在価値と存在理由の違いや使い分けや意味は?

ここでは、存在意義と存在理由と存在価値の違いや使い分けや意味は?について解説しました。

どれも似たような言葉で使い分けが難しいため、この機会に理解しておくといいです。

さまざまな言葉を身につけ、日々の生活に役立てていきましょう。

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