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領事館と大使館の違いは?総領事館と大使公邸との違い・意味や使い分けもわかりやすく解説!

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私達が生活している中で似た言葉に出会うことがよくあります。

ただ各々の意味を間違って理解・使用すると人前で恥をかいてしまうこともあり、多くの言葉を知っておく方が何かといいです。

中でもここでは、意味が似ている言葉として「領事館と大使館の違いは?総領事館と大使公邸との違い・意味や使い分け」についてわかりやすく解説していきますので、参考にしてみてください。

 

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領事館と大使館の違い・意味や使い分けは?

それでは以下で領事館と大使館の違いや使い分けについて解説していきます。

各々は一言で違いを説明できるような用語ではないため、順を追って見ていきましょう。

 

まず、領事館と大使館が設置される場所ですが、大使館が首都に設置されているのに対し、大抵の領事館は首都以外の都市に設置されています。

その理由は、首都で予測できない事態が発生したときに、別の場所で大使館の業務が行えるようにするためです。

とはいえ、そのような予測できない事態でもない限り、領事館と大使館の役割は下記のように異なっています。

 

領事館:領事が公務を行う事務所で、自国民のための公館。

大使館:大使が公務を行う事務所で、主に外交活動を行うための公館。

 

 

さらに詳しく領事館と大使館の違いについて掘り下げていきます。

 

設置される場所と業務について

日本に設置されている領事館と大使館を例にあげてみます。

日本と国交が成立している国のほとんどは、日本に大使館を設置していて、その場所は首都である東京です。

大使館の主な業務は、その国と日本との間の外交活動ですが、大使館には領事部という 部署があり、日本にいる自国民の保護や日本とのビジネスの推進、ビザの発行などをこの領事部が担当しています。

一方、大使館を東京に設置するだけでは、自国民に対する業務が行き届かないと判断した国が、領事館を日本の各地に設置しているのです。

領事館の多くは、名古屋・大阪・福岡といった大都市や、本州から離れた北海道や沖縄に分散して設置されています。

設置されている領事館の数は国によって異なり、領事館を設置していない国も多いです。

 

外交を行う権限について

大使館には政治的に国を代表して交渉する権限がありますが、領事館にはそのような権限がありません。

というのは、大使館は国際法上の公館であり、領事館は国際法上の公館ではないからです。

そのため、大使館は国交が成立している国に設置されますが、領事館は国交が成立していなくても設置することができるのです。

 

外交特権と領事特権

外交特権とは「大使館が任務を行うために外国で認められている特権」のことで、領事特権とは「領事館が任務を行うために外国で認められている特権」のことです。

大使館の特権が「外交関係に関するウィーン条約」で定められているのに対し、領事館の特権は「領事関係に関するウィーン条約」で定められています。

領事館の特権は、大使館の特権よりも狭くなっているのですが、その理由は、領事特権は領事事務の遂行に必要な範囲に限られているからです。

 

 

また、国交が成立している国に設置される大使館と異なり、領事館を設置するかどうかは、各国の判断となっています。

 

以上をわかりやすく、外国にある日本の大使館と領事館を例にあげてみますと、

・外国にある日本の大使館は、その国の首都にあります。

・外国にある日本の領事館は、首都以外の主要都市に置かれていますが、大使館を置いた国に必ず日本の領事館があるというわけではありません。

これらが大使館と領事館の違いと使い分けといえます。

 

 

総領事館と領事館の違い・意味や使い分けは?

続いて、総領事館と領事館の違いと使い分けについて解説していきます。

総領事館と領事館は、どちらも、外国にいる自国民の保護やビジネスの推進、ビザの発行などを行う公館のことです。

総領事館や領事館で行われる事務は領事事務と呼ばれており、上記のほか外国に住んでいる自国民の出生届や婚姻届の受理などの行政事務も行われています。

このように、総領事館と領事館で行われる事務は同じなのですが、事務所の長の階級によって呼び名が変わってくるのです。

領事の階級については、各国の国内法で定められていますが、普通は「総領事」「領事」「副領事」「領事代理」の4階級となっています。

 

そして、総領事が長である公館が総領事館、領事が長である公館が領事館というように区別されているのです。

 

 

大使公邸と大使館の違い・意味・使い分けは?

さらには、よく似た言葉の大使公邸と大使館の違いや使い分けについても見ていきましょう。

大使公邸とは、大使が暮らす住居のことです。

大使公邸は、大使館が置かれた国の重要な人物や、各国の外交官、自国からの客人をもてなす場所ともなっています。

公邸料理人という言葉もありますが、大使公邸で働く料理人は、大切な客人をもてなす会食も担っており、外交活動を料理で支援するという一面もあるのです。

 

一方、大使館とは、国交が成立している国に、自国の大使を駐在させて公務を執行する公館のことです。

大使は、駐在している国にて、国家間の交渉や条約の締結、その国にいる自国民の保護に関する公務を行っています。

 

まとめ 領事館と大使館の違いをわかりやすく解説!

ここでは、領事館と大使館の違いは?総領事館と大使公邸との違い・意味や使い分けについてわかりやすく解説しました。

どれも良く似た言葉のためこの機会に理解しておくといいです。

さまざまな言葉の違いを学び、日々の生活に役立てていきましょう。

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