私達が生活している中で似た言葉に出会うことがよくあります。
ただ各々の意味を間違って理解・使用すると人前で恥をかいてしまうこともあり、多くの言葉を知っておく方が何かといいです。
中でもここでは、意味が似ている言葉として「鉢植えと地植えと花壇とプランターと盆栽の違いは?使い分けるメリット・デメリットは?」について解説していきますので、参考にしてみてください。
鉢植えと地植えの違いは?使い分けのメリット・デメリットは?
それでは以下で鉢植えと地植えの違いや使い分けのメリット・デメリットについて解説していきます。
まず鉢植えとは言葉の通り、植物の種を「鉢」に植えそこで育てるのに対し、地植えでは鉢ではなく地面(庭など)に直接植えて育てるという違いがあります。
鉢植えと地植えでは種を植える場所の違いだけでなく、育てやすさ・外観上などの観点からの違いももちろんあり、使い分けは以下のポイントを参考にするといいです。
鉢植えのメリット・デメリット(使い分け)
・メリット(鉢植え)
〇庭の土のコンディションに左右されない。
〇好みの場所に簡単に移動させることができる。
〇鉢がガーデニングの世界観の一部になる。
・デメリット(鉢植え)
〇土が乾きやすいため、毎日の水やりが欠かせない。
(※毎日のお世話が苦痛ではなく、むしろ楽しい方にはデメリットにならないかもしれません。)
地植えのメリット・デメリット(使い分け)
・メリット(地植え)
〇根を広範囲に深く張れるので、より大きく成長する。
・デメリット(地植え)
〇庭の土のコンディションに左右されやすい。
〇病害虫の被害が広範囲に広がりやすい。
鉢植え・地植えの向き・不向きの違い
上のように鉢植え・地植えには各々メリット・デメリットがありますが、そもそも植物によっては向いているかか(育ちやすいか)もあります。
それぞれに向いている植物を、具体的に5つ挙げてみますので、上と合わせて参考にしてみてください。
〇鉢植えに向いている植物…アジサイ・カスミソウ・カーネーション・シクラメン・ハイビスカス
〇地植えに向いている植物…ワスレナグサ・クリスマスローズ・ディル・ムスカリ・スイセン
※向き不向きは絶対ではありません。アジサイを地植えする方が間違いではありません。ご了承ください。
地植えとプランターの違いは?使い分けのメリット・デメリットは?
続いて、「地植え」か「プランター」の違いや使い分けについても確認していきます。
地植えは上にも記載の通り実際に地面に植える方法ですが、プランターは以下のような比較的長めの鉢のようなものを用いて、植物を育てるツールです。
これらの地植えとプランターの違いについても確認していきます。
まずは、メリット・デメリットを挙げてみましょう。
プランターのメリット・デメリット
メリット(プランター)
〇自宅から離れた畑等ではなく、ベランダ等の身近な場所において野菜や花の栽培・収穫が可能である。
デメリット(プランター)
〇地植えに比べて、植える面積が少なくなりがちである。
地植えのメリット・デメリット
次に、地植えについてみてみましょう。
メリット(地植え)
〇プランターよりも、広範囲で栽培・収穫が出来る。よって、野菜の場合は収穫量がアップする。
デメリット(地植え)
〇マンションや、自宅であっても庭が狭い場合には、地植えするスペースが自宅近くにないことも。自宅から少し離れた場所に、畑を借りて地植えしている場合には、毎日の水やりが大変になる場合も。
植物の栽培を考えている方のお住まいの環境によって、プランターか地植えかが自ずと決まってくる場合もあるかと思います。個人的には、プランター栽培・地植えでの栽培のどちらも可能な方は、プランター購入の初期費用が必要のない地植えから始めてみるのがおすすめです。
花壇と地植えの違いは?使い分けのメリット・デメリットは?
花壇と地植えはどのような違いがあるでしょう。
「花壇」とは、庭などにおいて、一部分を区切り、土を盛り上げるなどして植物を植えたところを指します。
何も区切りをつけずに地植えする場合と、一部を区切り花壇スペースに植える場合では、どのようなメリット・デメリットがあるでしょう。
花壇に植えるメリット・デメリット
花壇スペースとして一部分を区切る場合には、レンガ等で地面と花壇の境界を作らなければなりません。また、地面より花壇スペースを少し高く盛り上げるためには、それなりの量の土が必要です。
そうなると、初期費用としての花壇の造成費がかかってくることになります。この点がデメリットとなります。
しかし、一度造成してしまえば、一目瞭然で花壇スペースであると分かるため、そこに植物を植えたと気付かない隣人に、植えたばかりの植物を踏みつけられることがありません。また、好みの雰囲気に花壇スペースを作り込むことにより、お庭の雰囲気を変えられるというメリットもあります。
一旦花壇を作ってしまうと、植えた花が枯れてしまい何の花もなくなってしまうと、かえって寒々しいイメージを見る人に与えてしまいます。継続して植物の世話が出来る時間の余裕が必要かもしれません。
地植えのメリット・デメリット
地植えは、花壇のように造成する必要がないので、苗を購入すればそのまま植えることが出来ます。初期費用がほぼほぼ掛からないというのが、花壇と比較すると最大のメリットとなるのではないでしょうか。
しかし、花壇のように誰が見てもそこに植物が植えてあると分かる目印がないため、植物が小さいうちは人に踏まれてしまう心配があります。
特に、雑草が生えている一角に買ってきた植物を植える場合は、さらに判別がつかない状態になりかねません。地植えする場合には、せめて周りの雑草は抜いておいた方がよいでしょう。
盆栽と鉢植えの違いは?使い分けのメリット・デメリットは?
盆栽と鉢植えでは、どのような違いがあるのでしょう。
「盆栽」とは、観賞用に枝や幹に手を加えて、整えて育てた鉢植えの草木のことを指します。一般的なイメージとしては、お爺さんが日本家屋の縁側で盆栽を前に、時間をかけて剪定している、といったイメージがあるのではないでしょうか。
そのような盆栽と、鉢植えのそれぞれのメリット・デメリットを考えます。
盆栽のメリット・デメリット
盆栽は前述した通り、一鉢を丁寧に時間をかけて剪定し、その鉢の中で大自然を表現するという、とてもスローな時間の流れを伴うものであります。盆栽の手入れをすることで、ゆったりとした趣味の時間を毎日楽しむことが出来るところがメリットです。
逆に、じっくりと植物と向き合う時間が取れないといった多忙な方には、毎日の手入れが必要であることがデメリットとなるでしょう。せっかく盆栽を手に入れても、毎日の世話が苦痛になってしまっては本末転倒です。時間に余裕が出来て、家で毎日出来る趣味が欲しいといった方は、盆栽を始めてみてはいかがでしょう。
鉢植えのメリット・デメリット
盆栽と比べた時に、芸術性を問われることなく、気楽に始めて続けられるというのが鉢植えのメリットです。盆栽のように鉢の中に何かを表現する必要はなく、好きな植物を好きなだけ鉢に植えることができます。また、盆栽のように形を整えるための手入れに時間をかける必要がないのも良い点です。
しかし、時間が有り余っているので何か趣味に打ち込みたいといった場合には、鉢植えに植えた植物では満足できないかもしれません。毎日の水やりは数分で済んでしまうので、時間を持て余してしまうでしょう。
鉢植えと植木鉢との違い・意味・使い分けは?
「鉢植え」とは植木鉢に植物を植えること。または、鉢に植えられた植物。また「植木鉢」とは植木や草花を植える鉢を指します。
ここでは植木鉢の素材の使い分けについてみていきましょう。
〇素焼き(テラコッタ)…釉薬を塗らずに700~900度で焼き上げた鉢。通気性が良いので、植物が根腐りしにくい。なかでも、洋風のデザインの素焼き鉢をテラコッタと呼ぶことが多い。
〇駄音鉢(だおんばち)…素焼き鉢の一種で、より高温で焼かれたもの。通気性では素焼きに劣るが、その分丈夫である。
〇陶器鉢…陶土と呼ばれる粘土を高温で焼き上げて作られる鉢。水分が浸透しやすい上に、乾きがよい。
〇プラスチック製の鉢…価格が安く、軽いため持ち運びがしやすい。しかし、通気性が悪く、鉢の内部環境が気温の変化の影響を受けやすい。
それぞれの鉢の特徴を踏まえて、お気に入りの鉢を選ぶようにしましょう。
まとめ 地植えと花壇とプランターと盆栽の違いは?使い分けるメリット・デメリットは?
ここでは、鉢植えと地植えと花壇とプランターと盆栽の違いは?使い分けるメリット・デメリットは?について解説しました。
どれも似ている言葉のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな言葉を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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