私たちが生活してる中でさ、ある物質とある物質に着目したときに「どっちが重いのか」知りたくなることがあるでしょう。
この時、各物質同士の密度を比較すれば同じ体積における重さ(重量)の違いもが理解できるわけです。
中でもここでは身近な物質として比較することが多い「窒素と空気、灯油と水、エタノールと水ではどっちが重いのか」について解説していきます。
窒素と空気ではどっちが重いか?【窒素と酸素の比重(密度)は?】
それではまず窒素と空気ではどっちが重いか?について考えていきましょう。
結論からいいますと、同じ体積の場合空気の方が窒素よりも重いです。
上にて密度、比重を比べることによって説明できると記載しましたが
・窒素のように元素記号だけで表記できるもの(N2)
・空気のようにその組成がわかっているもの(窒素約8割と酸素約2割)
の場合は1molあたりの分子量に着目するといいですこれは常温にて機体の各々物質の場合、1molあたりの体積は22.4L程度となることがわかっているため、1mol当たりの重さ(分子量)を比較すれば単位体積当たりの重さ(密度)を比較していることと同じとなるためです。
窒素(N2)の分子量は 14×2=28であり、空気の分子量は 28 ×0.8 + 32 ×0.2 = 約28.8(窒素8割、酸素2割で計算)のため、空気の方が重いことがわかりました。
灯油と水ではどっちが重いか?
今度は液体の水と灯油ではどっちが重いのかについても確認していきます。
結論からいいますと灯油と水では、同じ体積の場合水の方が重いです。
サラダ油などでも水に浮く(比重が小さい)ことがわかるように灯油を含め基本的に油は水よりも密度・比重が小さいことを理解しておくといいですね。
具体的に灯油の密度を確認しますと、灯油の密度は約0.78~0.8であるのに対し、水の密度は約1.0です。
https://www.paj.gr.jp/statis/kansan/より引用
このような理由から水の方が灯油よりも重いことが確認できました。
エタノールと水ではどっちが重いか?
続いて、液体の水とエタノールではどっちが重いのかについても確認していきます。
結論からいいますとエタノールと水では、同じ体積の場合水の方が重いです。
具体的にエタノールの密度を確認しますと、エタノールの密度は約0.79(15度)であるのに対し、水の密度は約1.0です。
このような理由から水の方がエタノールよりも重いことがわかりました。
まとめ エタノールと水ではどっちが重いか?灯油と水ではどっちが重いか?窒素と空気ではどっちが重いか?
ここでは窒素と空気ではどっちが重いか?灯油と水ではどっちが重いか?エタノールと水ではどっちが重いか?
ついて解説していきます。
・窒素より空気の方が重い
・灯油より水の方が重い
・エタノールより水の方が重い
といえます。
さまざまな物質における「どっちが重いか」を理解し、毎日の生活を楽しんでいきましょう。
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