エクセルでセルの色やフォント、罫線などの書式をまとめてリセットしたいとき、削除の仕方がわからずに困った経験はありませんか?
この記事では【Excel】エクセルの書式をクリアする方法(ショートカット・条件付き書式のクリア・一括変更)について解説していきます。
ポイントは
・ショートカットキーで素早く書式を消去する
・条件付き書式のみを選択してクリアする方法
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルの書式をクリアする方法1【書式のクリア機能の基本操作】
エクセルで書式をクリアする最も基本的な方法が、「ホーム」タブの「クリア」メニューから「書式のクリア」を選択する方法です。
まずは以下のようなサンプルデータを用意してみましょう。

このデータの一部に背景色・フォント色・罫線などの書式が設定されているとします。
書式をクリアしたいセル範囲を選択し、「ホーム」タブ右端の「編集」グループにある「クリア」ボタン(消しゴムのアイコン)をクリックします。
表示されるメニューから「書式のクリア」を選択すると、セルの値や数式はそのままに、書式だけがすべてリセットされます。

「すべてクリア」を選ぶと値・数式・書式がまとめて削除されてしまうため、書式だけを消したい場合は必ず「書式のクリア」を選ぶよう注意が必要です。

書式がクリアされたセルは、フォント・背景色・罫線・表示形式がすべてデフォルトの状態(標準)に戻ります。
「ホーム」タブの「クリア」→「書式のクリア」を選択すると、セルの値を残したまま書式だけをリセットできます。「すべてクリア」とは異なり、データが消えることはありません。
エクセルの書式をクリアする方法2【ショートカットキーを使う方法】
書式のクリアをキーボード操作だけで素早く行いたい場合は、Altキーを使ったショートカットが便利です。
書式をクリアしたいセルを選択した状態で、Alt→H→E→Fの順にキーを押すと「書式のクリア」が実行されます。

それぞれのキーの意味は、Alt(リボンの操作モードに入る)→H(ホームタブ)→E(クリアメニュー)→F(書式のクリア)という流れです。
同時押しではなく順番に1つずつ押していく点がポイントです。
また、書式のクリア専用のショートカットキーはエクセルに標準では用意されていないため、頻繁に使う場合はクイックアクセスツールバーに「書式のクリア」を登録しておくと便利です。
クイックアクセスツールバーへの登録は、「クリア」メニューの「書式のクリア」を右クリックして「クイックアクセスツールバーに追加」を選択するだけです。

登録後はAlt+数字キー(ツールバー上の位置に対応した番号)で呼び出せるようになります。
書式のクリアはAlt→H→E→Fの順に押して実行できます。頻繁に使う場合はクイックアクセスツールバーに登録しておくと、さらに素早くアクセスできます。
エクセルの書式をクリアする方法3【条件付き書式のみをクリアする方法】
通常の書式と条件付き書式が混在している場合、「書式のクリア」を実行すると条件付き書式も含めてすべての書式が消えてしまいます。
条件付き書式のみを選択してクリアしたい場合は、専用の手順が必要です。
条件付き書式をクリアしたいセル範囲を選択し、「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックします。
メニューから「ルールのクリア」を選択すると、さらに2つの選択肢が表示されます。

「選択したセルからルールをクリア」を選ぶと、選択範囲内の条件付き書式だけが削除されます。
「シート全体からルールをクリア」を選ぶと、シート上のすべての条件付き書式が一括で削除されます。
通常の書式(背景色・フォント色など)は残したまま条件付き書式だけを消したい場合は、必ずこの「ルールのクリア」を使う必要があります。
「書式のクリア」では条件付き書式と通常書式の区別なくすべてが消えてしまうため、用途に応じて使い分けることが大切です。
条件付き書式のみをクリアするには「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールのクリア」を使います。「書式のクリア」とは異なり、通常の書式を残したまま条件付き書式だけを削除できます。
エクセルの書式をクリアする方法4【シート全体の書式を一括クリアする方法】
シート全体の書式をまとめてリセットしたい場合は、全セルを選択してから書式のクリアを実行します。
全セルを選択するには、シートの左上角にある行番号と列番号が交差する部分(全セル選択ボタン)をクリックするか、Ctrl+Aを押す方法が手軽です。

全セルが選択された状態で「ホーム」タブの「クリア」→「書式のクリア」を実行すると、シート全体の書式が一括でリセットされます。
ただし、この操作はすべてのセルの書式を消してしまうため、一部だけ書式を残したい場合には向いていません。
特定の列や行だけ書式をクリアしたい場合は、列番号や行番号をクリックして列・行全体を選択してから「書式のクリア」を実行します。
複数の列や行を選択する場合は、Ctrlキーを押しながら列番号・行番号をクリックすることで、離れた範囲をまとめて選択できます。
大量のデータが入ったシートで書式だけをリセットしたいときに、この方法を活用するとテンプレートの再利用や引き継ぎ資料の整理がスムーズになります。
シート全体の書式を一括クリアするには、Ctrl+Aで全セルを選択してから「書式のクリア」を実行します。特定の列・行だけクリアしたい場合は、列番号・行番号を選択してから同じ操作を行います。
エクセルの書式をクリアする方法5【書式クリア後の再設定と注意点】
書式をクリアした後、必要な書式だけを再設定する流れを把握しておくと作業がスムーズになります。
書式クリア後のセルは表示形式が「標準」に戻るため、通貨表示や日付表示が設定されていたセルは数値に戻ります。
たとえばD列の売上が「¥16,000」と表示されていたものが「16000」に戻るため、必要に応じてCtrl+1で書式設定ダイアログを開き、表示形式を再設定します。
書式クリアを実行してしまった場合はCtrl+Zですぐに元に戻せるため、誤操作をした際はすぐに取り消しを行いましょう。
また、書式クリアを行っても列幅と行の高さはリセットされない点に注意が必要です。
列幅や行の高さも初期値に戻したい場合は、列番号・行番号を選択して右クリックし「列の幅」または「行の高さ」から数値を指定して変更します。
標準の列幅は「8.38」、行の高さは「13.5」が初期値の目安ですが、使用しているエクセルのバージョンやフォント設定によって異なる場合があります。
書式クリア後に誤りに気づいた場合はCtrl+Zですぐに元に戻せます。列幅と行の高さは書式クリアではリセットされないため、必要に応じて別途変更が必要です。
まとめ エクセルの条件付き書式のクリア(できない時・一括変更)
エクセルの書式をクリアする方法をまとめると、次のとおりです。
基本の書式クリアは「ホーム」タブの「クリア」→「書式のクリア」を選択することで、セルの値や数式を残したまま書式だけをリセットできます。
キーボード操作ではAlt→H→E→Fの順に押すことで書式のクリアが実行でき、頻繁に使う場合はクイックアクセスツールバーへの登録が便利です。
条件付き書式のみを削除したい場合は「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールのクリア」を使い、通常の書式はそのまま残せます。
シート全体の書式を一括クリアするにはCtrl+Aで全セルを選択してから「書式のクリア」を実行します。
誤って書式をクリアしてしまった場合はCtrl+Zで元に戻すことができ、列幅・行の高さは書式クリアの対象外である点も覚えておきましょう。
書式のクリア操作を正しく使いこなすことで、テンプレートの再利用や資料の整理が効率よく行えるようになります。
ぜひ今回の内容を実際の作業に活かしてみてください。


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