エクセルはデータ解析・管理を行うツールとして非常に機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。
ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。
例えばエクセルにて延べ人数と実人数を計算するにはどう処理すればいいのか理解していますか。
ここでは延べ人数と実人数の意味や違いから、エクセルにて延べ人数と実人数を計算する方法について解説していきます。
延べ人数と実人数の意味や違いは?
来客数などの人数についてデータ解析を行う際に、よく「延べ人数と実人数」という言葉を聞くことがあります。
これら延べ人数と実人数の意味は
・実人数:こちらもあるお店に訪れたすべての人数ではあるもの、同じ人物であれば別の時間に訪問したとしてもカウントは1のまま
といえます。
つまり、延べ人数と実人数の違いは、同じ訪問客に着目した場合「リピートした分も含めるのかどうか」にあるわけです。
このような延べ人数と実人数の定義を元にして、以下でエクセルを使用しこれらを求める方法を解説していきます。
エクセルにて延べ人数と実人数を計算する方法
それでは以下のサンプルデータを用いて延べ人数と実人数をエクセルにて計算する方法について確認していきます。
エクセルにて延べ人数を求める際には、COUNTA関数を用い単純に空白でないデータ数を数えるといいです。
COUNTA関数は
にて処理でき、今回では=COUNTA(B2:B10)となります。
ENTERを押すと延べ人数(=データ総数)を求めることができます。
一方で実人数を求める際には、工夫が必要です。
実人数を計算するには、
・その逆数を取った列を作成
・その逆数列を足し合わせる
という一連の流れを元に処理するといいです。
実人数がこのように求められる理解するために、Aさんに着目してみましょう。この時Aさんは計3回分訪問していますが、1回あたりの数値を逆数の0.333と変換しておくことで、これらの和が「1」となるがわかります。つまりAさんを実人数1としてカウントできているわけです。
話を元に戻し元データにおける各々の回数をカウントします。このケースではCOUNTIF関数を使用するとよく、今回では=COUNTIF(B$2:B$10,B2)と入れましょう。
計算を確定後に、オートフィル(セルの右下に出る十字をドラッグ&ドロップ)によって一価る処理していきます。
続いて実人数を求めるために逆数の列を作成していきます、ここには数式として=1/回数のセルとすればよく、今回は=1/C2を記載しています。
ENTERにて確定後にオートフィルで一括で逆数を求めていきます。
最後に実人数を求めるためにSUM関数にて回数の逆数の和を算出しましょう。
このようにしてエクセルでの実人数と延べ人数の計算が完了となります。
延べ人数と実人数の意味や違いはわからなくなりやすいので、この機会に理解しておくといいです。
まとめ 延べ人数と実人数の違いや意味は?エクセルでの実人数と延べ人数を求める方法
ここでは、延べ人数と実人数の違いや意味、エクセルでの実人数と延べ人数を求める方法について確認しました。
基本的には延べ人数や実人数の違いを理解した上で、エクセルでは
・延べ人数:データ数
・実人数:データの種類
としてカウントするといいです。
エクセルでのさまざまな処理に慣れ毎日の生活に役立てていきましょう。
コメント