ビジネスにおいて敬語の使い方は意外と難しいものです。
そして、敬語の使用方法がおかしいと相手に不快な思いをさせるケースもあるため適切な敬語の使い分けを身につけておくといいです。
中でもここでは「待機いたします」「待機しております」「待機させていただく」「待機してください」などの表現は敬語として正しいかどうかの判断が困難であり、以下で詳細を確認していきます。
待機いたしますは正しい敬語?二重敬語ではない?
結論から言いますと「待機いたします」は「待機する」の謙譲語となり、正しい敬語となります。
「いたします」のみが敬語表現となりますので、二重敬語ではありません。
この「待機いたします」は、日常的に使われる言葉のため、この機会ぼ覚えておくといいです。
具体的には以下のように使用できます。
「何かありましたらいつでも対応できますように、こちらで待機いたします。」
「私はこちらで待機いたしますので、ご用がありましたら何なりとお申し付けください。」
待機しておりますは正しい敬語?おかしい?
続いて近い表現の待機しておりますという敬語が正しいかどうかについて確認していきましょう。
「待機しております」は正しい敬語です。
上述の正しい敬語の「待機している」の「いる」を謙譲語の「おります」に変換した言葉になります。
具体的には以下のように使用します。
「夜間も、警備員が詰所で待機しております。」
「いつ、ご連絡いただいても対応できるように、待機しております。」
待機させていただくは正しい敬語?二重敬語ではない?
「待機させていただく」は、「待機させてもらう」の謙譲語となり、正しい敬語です。
敬語表現は、「させていただく」のみとなりますので、二重敬語にはあたりません。
「待機させていただく」は、ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。
使用例は以下のとおりです。
「お時間まで、駐車場で待機させていただきます。」
「申し訳ありませんが、こちらで待機させていただいてもよろしいでしょうか。」
待機してくださいは正しい敬語?おかしい?
続いて、待機してくださいという敬語が正しいかどうかにしても確認していきましょう。
こちらの「待機してください」も正しい敬語です。
「待機してくれ」の丁寧語となります。ただ基本的には目上の立場の人や目下の立場の人に使う場合やお客様に伝える際の表現といえるので、使い場面には注意しましょう。
具体的には、以下のように使われます。
「順番にお呼びいたしますので、こちらで待機してください。」
「もう少々こちらで待機してください。」
まとめ 「待機いたします」「待機しております」は正しい敬語?二重敬語?
ここでは、「待機させていただく」「待機してください」「待機いたします」「待機しております」は正しい敬語?二重敬語?について解説しました。
敬語表現は慣れていないとうまく使用できないためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな敬語の扱いを覚え、日々の業務に活かしていきましょう。
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