私達が生活している中で似た言葉に出会うことがよくあります。
ただ各々の意味を間違って理解・使用すると人前で恥をかいてしまうこともあり、多くの言葉を知っておく方が何かといいです。
中でもここでは、意味が似ている言葉として「ノギスとバイトゲージの違いは?デジマチックキャリパやマイクロメーターとデプスゲージとの違いや使い分けは?」について解説していきます。
ノギスとハイトゲージの違い・意味・使い分けは?バイトゲージではない
それでは以下でノギスとハイトゲージの違い・意味・使い分けについて解説していきます。
なお、ハイトゲージをバイトゲージと勘違いする人がいるため、気を付けましょう。
結論からいいますと、ノギスとハイトゲージの大きな違いは、ノギスでは自由に物体や物体間の距離を測定できるのに対し、ハイトゲージでは高さ方向のみの測定に限定される点にあります。
詳しく見ていきましょう。
まず、ノギスとは以下のような外観をしており、任意のある物体の寸法や物体間の距離を測るための道具です。
形状からもわかるように、任意の物体の寸法を測ったり、物体間の距離を測ったりできるのが特徴です。この時、物にもよりますが0.01mmレベルまで図れるものが増えてきており、この場合はデジタル表記されますね。もちろん上のようなアナログ表記のノギスもあります。
なお、ノギスではマイクロメーターレベルでの測定は基本的にはできません。
一方で、ハイトゲージとは以下のような外観をしています。明らかに違うのがわかるでしょう。
「ハイト」という言葉が記載されていることからもわかるように、物体などの「高さ方向の長さ」を測定するための道具です。
製品にもよりますが、分解能は全般的にノギスと同程度と感じており、0.01mmあたりまで測れるものが標準的ですね。
デジマチックキャリパとノギスの違い・意味・使い分けは?【キャリパ―】
続いてノギスなどと似た道具であるデジマチックキャリパとの違いや使い分けについても見ていきましょう。
ノギスの意味や使い方は上述の通りですが、デジマチックキャリパは実は「デジタルノギス」の別の言い方です。
外観・形状は以下の通りですね。
最初の添付した動画のようにノギスにはアナログな目盛りしかないものと、デジタル表記がついているものがあります。
このデジタルの窓があるものがデジマチックキャリパを意味し、ノギスの中の一部の種類と認識しておきましょう。
ノギスとデプスゲージの違いや使い分けは?
さらには、ノギスなどの測定器関連の用語としてデプスゲージというものがあり、この違いや使い分けについて確認していきます。
デプスゲージにはいくつかの種類があるものの、基本的にはデプス(深さ)方向の測定が容易に行えるようになっている測定器です。
デプスという言葉のままですね。
なお形状として、キャリパ型(上のノギスに似ており、深さ方向を測りやすい形状)とインジケータ型(そのまま押し当てるだけのもの)が代表的です。
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-tools/depth-gauges/より引用
デプスゲージの分解能も製品によりますが、ノギスやハイトゲージなどと同様で0.01mmが標準的に思います。
ノギスとマイクロメーターの違い・意味・使い分けは?
続いて、ノギスと似た言葉のマイクロメーターの違いや意味や使い分けについて確認していきます。
マイクロメーターは「マイクロ(μ)」という言葉が入っていることからもわかるように、μオーダー(0.001mmレベル)という分解能で測定することができるのが特徴です。
先にも述べたように、ノギスの多くは0.01mmあたりまでが測定の限界です。つまり、マイクロメーターでは、さらに細かい分解能での測定が必要な際に重宝されるわけです。
例えば、技術メーカーでのフィルム、金属薄膜などのかなり薄い物体を測定する場合などにマイクロメーターが必要となってくると覚えておきましょう。
このような状況では、ノギスでは測定できないことがわかりますね。
なお、マイクロメーターの形状は測定場面が限られていることもあり、上のようなタイプが基本となります。
これらがノギスとマイクロメーターの違いや使い分けです。
まとめ ノギスとデジマチックキャリパやマイクロメーターの違いや使い分けは?デプスゲージとの違いや使い分けは?
ここでは、ノギスとバイトゲージの違いは?デジマチックキャリパやマイクロメーターとデプスゲージとの違いや使い分けは?について解説しました。
どれもよく似ているため、この機会に覚えておくといいです。
さまざまな言葉の違いや使い分けを学び、日々の生活に役立てていきましょう。
コメント