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【Excel】エクセルにて平日のみと土日祝日だけの平均を計算する方法

Excelのスキルアップ
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エクセルはデータ解析・管理を行うツールとして非常に機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。

ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。

例えばエクセルにて平日だけの平均や土日祝日だけの平均を計算するにはどう処理すればいいのか理解していますか。

ここではエクセルにて平日のみと土日祝日だけの平均を計算する方法について解説していきます。

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エクセルにて平日のみの平均を計算する方法

それでは、以下のサンプルデータを使用してエクセルにて平日のみの売上の平均を計算する方法について確認していきます。祝日は9/21と9/22とします。

まず、各日付の曜日を表示していきます。

・論理式の結果によって返す値を変える「IF関数」

・指定された範囲に含まれるセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返す「COUNTIF関数」

・数値に指定した書式を設定し、文字列に変換した結果を返す「TEXT関数」

を使用します。

以下のよう、曜日を表示したいセル(ここではB2)に「=IF(COUNTIF(祝日のセル範囲,日付)=1,”祝日”,TEXT(日付,”aaa”))」と入力すればいいです。

上図の関数を解説します。

祝日はE列に定義されていますので、COUNTIF関数にて処理する日付がE列に存在するかどうか(E列から処理する日付の件数をカウントした結果が1かどうか)をチェックし、存在する場合には祝日の文字列を表示し、存在しない場合には日付の曜日を表示しています。

IF関数の「論理式」には、COUNTIF関数の結果が1であるかどうかを指定します。

IF関数の「値が真の場合」には、祝日の文字列(”祝日”)を指定します。文字列であるためダブルコーテーション「””」で囲んでいます。

IF関数の「値が偽の場合」には、TEXT関数を指定します。

COUNTIF関数の「範囲」には、祝日が入力されているセル範囲($E$2:$E$3)を入力します。後段のオートフィルにてセル範囲を固定のため「$(ドル)」をつけています。

COUNTIF関数の「検索条件」には、処理する日付(A2)を指定します。

TEXT関数の「値」には、処理する日付(A2)を指定します。

TEXT関数の「表示形式」には、曜日を表す書式(”aaa”)を指定します。

ENTERボタンにて確定させます。最後にオートフィル機能(計算したセルの右下にカーソルを合わせると出てくる十字をドラッグ&ドロップ)することで各行の曜日または祝日が表示できました。

次に、平日の売上の平均を計算するため、

・特定の条件(AND条件)に一致するセルの値を合計する「SUMIFS関数」
・特定の条件(AND条件)に一致するセルをカウントする「COUNTIFS関数」

を使用します。

 

具体的には以下のよう、売上平均を表示したいセル(ここではG2)に「=SUMIFS($C$2:$C$18,$B$2:$B$18,”<>土”,$B$2:$B$18,”<>日”,$B$2:$B$18,”<>祝日”)/COUNTIFS($B$2:$B$18,”<>土”,$B$2:$B$18,”<>日”,$B$2:$B$18,”<>祝日”)」と入力すればいいです。

上図の関数を解説します。

まず、SUMIFS関数にて、B列で曜日が土日祝以外の場合に合致した該当行のC列の値を合計しています。

SUMIFS関数の「合計対象範囲」には、売上のセル範囲($C$2:$C$18)を指定します。こちらもセル範囲を固定しています。

SUMIFS関数の「条件範囲1」には、曜日のセル範囲($B$2:$B$18)を指定します。こちらもセル範囲を固定しています。

SUMIFS関数の「検索条件1」には、土曜日でない(”<>土”)を指定します。「<>」は「・・ではない」を意味しています。

SUMIFS関数の「条件範囲2」は、条件範囲1と同様です。

SUMIFS関数の「検索条件2」には、日曜日でない(”<>日”)を指定します。

SUMIFS関数の「条件範囲3」は、条件範囲1と同様です。

SUMIFS関数の「検索条件3」には、祝日でない(”<>祝日”)を指定します。

 

次に

COUNTIFS関数にて、上記合計した値をB列で曜日が土日祝以外の場合に合致した行数で割っています。

COUNTIFS関数の「検索条件範囲1」には、曜日のセル範囲($B$2:$B$18)を指定します。こちらもセル範囲を固定しています。

COUNTIFS関数の「検索条件1」には、土曜日でない(”<>土”)を指定します。

COUNTIFS関数の「検索条件範囲2」は、検索条件範囲1と同様です。

COUNTIFS関数の「検索条件2」には、日曜日でない(”<>日”)を指定します。

COUNTIFS関数の「検索条件範囲3」は、検索条件範囲1と同様です。

COUNTIFS関数の「検索条件3」には、祝日でない(”<>祝日”)を指定します。

ENTERボタンにて確定させます。平日のみの売上の平均が表示できました。

良く使用する計算なのでこの機会に覚えておくといいです。

 

エクセルにて土日祝のみの平均を計算する方法

次に、以下のサンプルデータを使用してエクセルにて土日祝日のみの売上の平均を計算する方法について確認していきます。祝日は9/21と9/22とします。先ほどの例でB列に曜日が表示されていることを前提とします。

土日祝日の売上の平均を計算するため、

・指定した検索条件に一致するセルの値を合計する「SUMIF関数」
・指定した検索条件に一致するセルをカウントする「COUNTIF関数」

を使用します。

具体的には以下のよう、売上平均を表示したいセル(ここではG5)に「=(SUMIF($B$2:$B$18,”土”,$C$2:$C$18)+SUMIF($B$2:$B$18,”日”,$C$2:$C$18)+SUMIF($B$2:$B$18,”祝日”,$C$2:$C$18))/(COUNTIF($B$2:$B$18,”土”)+COUNTIF($B$2:$B$18,”日”)+COUNTIF($B$2:$B$18,”祝日”))」と入力すればいいです。

上図の関数を解説します。

まず、3つのSUMIF関数にて、B列で曜日が土日祝の場合に合致した該当行のC列の値を合計しています。

1つ目のSUMIF関数の「範囲」には、曜日のセル範囲($B$2:$B$18)を指定します。こちらもセル範囲を固定しています。

1つ目のSUMIF関数の「検索条件」には、土曜日の文字列(”土”)を指定します。

1つ目のSUMIF関数の「合計範囲」には、売上のセル範囲($C$2:$C$18)を指定します。こちらもセル範囲を固定しています。

2つ目のSUMIF関数の「範囲」は、1つ目のSUMIF関数と同様です。

2つ目のSUMIF関数の「検索条件」には、日曜日の文字列(”日”)を指定します。

2つ目のSUMIF関数の「合計範囲」は、1つ目のSUMIF関数と同様です。

3つ目のSUMIF関数の「範囲」は、1つ目のSUMIF関数と同様です。

3つ目のSUMIF関数の「検索条件」には、祝日の文字列(”祝日”)を指定します。

3つ目のSUMIF関数の「合計範囲」は、1つ目のSUMIF関数と同様です。

 

次に

3つのCOUNTIF関数にて、上記合計した値をB列で曜日が土日祝の場合に合致した行数で割っています。

1つ目のCOUNTIF関数の「範囲」には、曜日のセル範囲($B$2:$B$18)を指定します。こちらもセル範囲を固定しています。

1つ目のCOUNTIF関数の「検索条件」には、土曜日の文字列(”土”)を指定します。

2つ目のCOUNTIF関数の「範囲」は、1つ目のCOUNTIF関数と同様です。

2つ目のCOUNTIF関数の「検索条件」には、日曜日の文字列(”日”)を指定します。

2つ目のCOUNTIF関数の「範囲」は、1つ目のCOUNTIF関数と同様です。

2つ目のCOUNTIF関数の「検索条件」には、祝日の文字列(”祝日”)を指定します。

 

ENTERボタンにて確定させます。土日祝日のみの売上の平均が表示できました。

こちらも良く使用する計算なのでこの機会に覚えておくといいです。

 

なお以下でエクセルでの曜日別の平均や合計を計算する方法について解説していますので、参考にしてみてください。

【Excel】エクセルで曜日別の平均や合計(集計)を計算する方法【曜日ごと】
エクセルはデータ解析・管理を行うツールとして非常に機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。 ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。 例...

 

まとめ エクセルにて土日祝日だけの平均を計算する方法【平日のみも】

ここでは、エクセルにて平日のみと土日祝日だけの平均を計算する方法について解説しました。

基本的にSUMIFS/SUMIF関数を使って合計を計算し、COUNTIFS/COUNTIF関数を使ってカウントした件数で割ることで平均が計算できます。

エクセルでのさまざまな処理に慣れ、日々の業務を効率化させていきましょう。

 

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