この記事では「エクセルにてファイルが削除できない(使用中で消せない等)時の対策【ブック】」について解説していきます。
ファイルが削除できない原因は下記に該当している場合です。
・自信を含めたファイルを開いているユーザが存在する
・アプリケーションによって開かれ、手違いでファイルを閉じる処理がされる前に当該アプリケーションが終了してしまった
それでは、具体例を用いて解説しましょう。
エクセルにてファイルが削除できない(使用中で消せない等)時の対策1【ブック】
下記は所謂Windows標準のエクスプローラです。
一般的なファイルの操作を行う際に使用されるものであり、その中に「ファイルの削除」というものも含まれています。
下記では、ファイル名「Book」を削除してみましょう。
ファイルを削除する際の操作方法で最も簡単なのは、エクスプローラのメニューバーに並べられているアイコンより「ごみ箱」をクリックすることでしょう。
なお、この記事で使用しているイメージはWin11のものであり、バージョンの違いによりデザイン、配置などが異なる旨、ご了承ください。
さて、これでファイルが削除できる想定でしたが、下記のようなメッセージが表示されてしまい、ファイル削除ができませんでした。
何度「再試行」しても結果は変わりません。
このような場合は、いくつか確認すべき箇所があり、一旦削除をキャンセルします。
次にファイルがどこにあるかをチェックします。
下記のように、パスがD:\…あるいはC:\…で始まるようであれば自PCのローカルディスクで、この場合、ファイルを開いているのは自身でほぼ間違いないでしょう。
タスクバーを見てみましょう。
確認すべきことは
「エクセルが起動していて、開いているファイルに削除しようしたものが含まれてはいないか」
です。
削除しようとしていたファイルが開かれていたのなら、閉じます。
ウィンドウ右角の×ボタンを押しましょう。
再度、ファイルの削除を試みてみます。
「ごみ箱」アイコンをクリックし、下記のようにファイルを削除することができたのであれば問題解決です。
エクセルにてファイルが削除できない(使用中で消せない等)時の対策2【ブック】
今度はサーバ上のファイルが削除できない場面を考えてみましょう。
なお、保存場所がサーバかどうかはアドレスバーを確認します。
\\(サーバ名)\Projects\2023\…、あるいは\\192.168.xxx.xxx\ Projects\2023\…のようなパスになっていれば、サーバ上のファイルとなります。
削除方法はローカルフォルダにあるファイルと同じです。
もし、削除しようとしているファイルが開かれているのであれば、このようなメッセージが表示され、削除はできません。
ただし、ローカルフォルダの場合と異なるのは、自身以外の他の誰かが開いている可能性があるというところです。
複数人が閲覧することを想定しているファイルの削除は、場合によって大きな混乱を招くことがあります。
関係者全員に事前に確認しておくのがベターでしょう。
エクセルにてファイルが削除できない(使用中で消せない等)時の対策3【ブック】
最後に、誰も開いていないはずのファイルが削除できない場合についてお話しします。
このケースでよくあるのは、
「アプリケーションによってファイルが開かれたが、トラブルで異常停止してしまい、ファイルが閉じられずにいる」
ではないでしょうか。
この場合はタスクマネージャーを開いて確認してみましょう。
スタートメニューの検索バーに「タスクマネージャー」と入力すると、簡単に見つけることができます。
「プロセス」タブを開いて、停止したはずのアプリケーションがバックグラウンドで残っていたりしないか、起動した覚えがないのに、エクセルが起動していたりしないか、といったところが確認項目となります。
まとめ エクセルにてブックが削除できない・消せない時の【使用中など】
この記事では「エクセルにてファイルが削除できない(使用中で消せない等)時の対策3【ブック】 」について解説しました。
不測の事態にどう立ち回るか、これはエクセルに限らず、ありとあらゆる世界で求められます。
少々皮肉な感じもしますが、ピンチの時にこそ、その人の本当の力量が見えてきます。
この記事が、エクセルの扱いでドタバタしている方を一人でも減らすことができたとするなら、非常に光栄です。
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