小さなお子さんがいるご家庭で、ふと子供の様子を見たら「畳にクレヨンで落書きをしていた!!」なんて経験のあるママやパパもいるのではないでしょうか?
私も子供が畳に落書きをしてしまい途方に暮れた経験があります。
この時慌ててクレヨン汚れに水拭きをしてしまったり、強くこすってしまうとクレヨン汚れが、悪化して広がってしまうため注意が必要です。
今回は「畳に子供がクレヨンで落書きをしてしまった場合のクレヨン汚れの落とし方」について解説していきます。
アイロンと中性洗剤を使う【畳にかかれたクレヨンの汚れの落とし方(消し方)その1】
畳についたクレヨンを上手に落とす方法について理解するために、まずはクレヨンの主な成分を知っておくといいです。
主な成分は、着色剤となる顔料(クレヨンの色の元)・ワックス・オイルなどとなっています。
クレヨンは着色の元となる顔料にワックスやオイルなどの油分が加えられて作られているということになります。
油分の汚れは熱に弱い気がしますよね?実際のところ油汚れは熱を加えると確かに落ちやすくなりますが、熱のみでは汚れは取れません。
そのため中性洗剤によってクレヨンの汚れをうかせつつ、アイロンの熱を利用してさらにその汚れをより落としやすくするのがおすすめです。
ちなみに中性洗剤が油汚れに効果的なのは、中性洗剤に含まれる「界面活性剤」が油汚れを浮かすことができるためです。「酸性やアルカリ性の洗剤より素材を傷めにくい」ことも畳についたクレヨン汚れを落とすのに適していますね。
このような原理で「アイロン+中性洗剤」は畳のクレヨン汚れを落とすのに効果的であり、以下の具体的な手順をご紹介します。
必要なものは、アイロン・汚れても良い布(あて布用)・雑巾・中性洗剤です。
・その後、中性洗剤でクレヨンの汚れをふき取ります!
・そして雑巾で水拭きし、仕上げに乾拭き
したらOKです。
普通の水拭きではクレヨンの汚れは落とせませんが、アイロンで汚れに熱を加えることで汚れを落としやすく出来ます!
また、アイロンを使用する際はお子さんがアイロンを触って火傷をしないよう注意してください。
そして気を付けるポイントは長時間、畳にアイロンを当て過ぎないよう、チェックしながら挑戦してみましょう!
歯磨き粉を使う 畳にかかれたクレヨンの汚れの落とし方(消し方)その2
歯ブラシと歯磨き粉を使ってクレヨンの汚れを落とす方法もあります。
これは
・歯ブラシの毛先が畳などの細かい隙間にも入ること
ということが理由で畳についたクレヨンも簡単に落とせるのです。
必要な物は歯ブラシと歯磨き粉、雑巾です。
以下のようなどこのご家庭にもあるアイテムで実践できます。
※
歯磨き・歯ブラシを用いた畳のクレヨン汚れを落とす手順は以下の通りです。
・クレヨン汚れの上に歯磨き粉を乗せ、1分程度放置します。
・歯ブラシでこすり、浮いてきた汚れを雑巾でふき取る
だけでいいです。
ポイントは畳の目に沿って、とにかく優しく歯ブラシをこすること!!決して強く畳をごしごしとこすってはいけません。
強くこすると畳を傷める原因になり、変色の原因になってしまいます。優しく丁寧に歯ブラシで汚れを落としましょう!
しかし、乾いたらクレヨンの汚れは落ちたけれど畳の色が白っぽくなってしまった!と言う場合も。
これは歯磨き粉が畳に残っている場合と、強くこすってしまい畳が傷んでしまった場合があります。
歯磨き粉が畳に残ってしまっている場合は再度、畳が乾いた状態で歯ブラシ(前回使用したものとは別の)を使って畳の目にそって優しくこすってみてください。
白っぽさも取れてきます。くれぐれも優しくこすってくださいね。
重曹で取れるのか? 畳にかかれたクレヨンの汚れの落とし方(消し方)その3
重曹って色々な場所の掃除に使える万能アイテムのイメージがありますよね。
しかし、重曹は畳のクレヨン汚れを落とすために使うのはおススメ出来ません。
理由は、重曹を畳に使用すると黄ばみの原因になってしまうからです。
クレヨン汚れだけでなく、重曹を畳に使用してしまい黄ばみまで発生してしまったらショックですよね…。畳にしみこんだ黄ばみは落とすことが難しいため、畳のクレヨン汚れには重曹を使用しないようにしましょう!
まとめ 畳のクレヨンは重曹やアイロンで落ちるのか?
畳についてしまったクレヨン汚れの落とし方についての解説でした。
畳にクレヨン!?と現場を目撃してしまうと慌てがちですが、焦らず冷静にクレヨン汚れの落とし方を実践してみましょう!
ぜひ、お試しください!
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