私達が生活している中で似たものに出会うことがよくあります。
ただ各々の認識や違いを誤って理解・使用すると人前で恥をかいてしまうこともあり、多くの言葉を知っておく方が何かといいです。
中でもここでは、似ているものである「湿気と湿度と水分と水蒸気の違いと意味」「湿気と結露の違い」について解説していきます。
湿気と湿度と水分と水蒸気の違いや意味は?
それでは以下にて似たような言葉である湿気や湿度や水分や水蒸気の意味や違いについて確認していきます。
湿度とは?
まずは湿度について確認していきます。
湿度と一言でいっても絶対湿度と相対湿度というものがあり、私たちの生活でよく使用する湿度とは相対湿度のことを指しています。
この相対湿度の意味は固い言葉でいうと「飽和水蒸気圧に対する実際の空気中の水分の分圧の割合」を示しています。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kion.htmlより引用
簡単にいえば特定の気温において「実際の空気中の水分の量÷その温度での空気が含むことができる限界の水分量」ともいえるでしょう。
湿気とは?湿度との違いは?
一方でかなり似ている言葉の「湿気」とは、湿度とは違い数値として厳密に計算するものではなく、定性的な言葉といえます。
「今日はかなり湿気が多い」などと湿度が高いことはわかるけれども、厳密に数値化してわからないような状況で使用するものなのです。
水分・水蒸気と湿度・湿気の違いは?
さらには、湿度・湿気と水分との違いについても確認していきます。
水分とはいわゆるH2Oのことを示しており、これが液体では水、気体では水蒸気、固体では氷となります。これらを合わせてすべての総称が水分なのです。
湿度は上述のように空気中にこの水分がどの程度含まれているかを表した量であり、この違いは容易に理解できると思います。
なお湿気に関しても空気中の水分量が多ければ、湿気が多いと直感的にわかるでしょう。
これらは湿気と湿度と水分と水蒸気の違いといえます。
湿気と結露との違いや意味は?
さらには湿気や結露の違いや意味についても確認していきます。
結露とは「温度差がある場所にて飽和蒸気圧が変化することにより水蒸気(気体)だったものが水(液体)に変化する現象」のことを指します。冬場などでよくこの結露が起こり困ることもありますよね。
一方で湿気とは上述のようにあくまで空気中の水分量を定性的に示した指標である、現象である結露とは根本的に違うわけです。
これらが湿気と湿度と水分と水蒸気と結論の意味や違いといえます。似ているようで意味が大きく異なるものもあるので注意しましょう。
まとめ 湿気と水分と水蒸気の違いや意味は?湿度と湿気と結露との違いは?
ここでは、湿気と湿度と水分と水蒸気と結露の違いや意味について解説しました。
似ていることばの違いや定義を理解するポイントとしては、やはり一つずつ丁寧に覚えることです。
さまざまな似ている言葉を理解し、毎日の生活に役立てていきましょう。
コメント