たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「のぎへんに歳(穢)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、こののぎへんに歳(穢)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
のぎへんに歳(穢)の意味や読み方は?
それではまずのぎへんに歳の漢字(穢)の意味や読み方について見ていきましょう。
のぎへんに歳(穢)という漢字の読み方は音読みで「ワイ」「エ」「アイ」、訓読みで「けが(れる)」「きたな(い)」「あ(れる)」「わる(い)」となります。
のぎへんに歳、と紹介していますが、実はつくりの部分は「歳」と少し形が違います。よく見ると、中に入っているパーツが「小」ではなく、「少」に似ている形になっています。書くときは注意しましょう。
「穢」は漢字検定1級に出題される難しい漢字です。たくさんの読み方がありますね。特に音読みは少し覚えにくいかもしれません。
訓読みは「けが(れる)」が一番使われる読み方だと思いますが、ほかにも3つ読み方があります。言葉の意味と合わせて覚えるといいですね。
ここで「穢」の漢字の意味について説明します。意味は大きく分けて二つあります。
一つ目に「けがれる」とは、きれいさが失われ、汚くなる。けがらわしいという意味です。
日本では古くから、仏教や神道の影響で、出血を伴う出産や月経、病気や災害などの災い、死などを「けがれ」と言っていました。訓読みの「きた(ない)」もこれと同じ意味ですね。
二つ目に「あれる」とは、雑草がしげり、荒れ果てるという意味です。
どちらにしても、少々ネガティブな意味で使われる漢字といえますね。
のぎへんに歳(穢)の漢字の部首や画数は?
なお、のぎへんに歳(穢)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、のぎへんに歳の(穢)部首は「のぎへん」であり、画数は「18画」です。
のぎへんに歳(穢)の書き方や書き順は?
またのぎへんに歳(穢)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
のぎへんに歳の漢字の書き順は以下の通りです。
のぎへんに歳(穢)の1画目はのぎへんの上部「ノ」の部分から始まります。
2画目は1画目の下に横棒を書きます。
3画目はのぎへんの中央の縦棒ですね。
4画目はのぎへんの左側、ななめ下にはらいます。
5画目はのぎへんの右側、ななめ下に書いてとめます。
6画目は「歳」の上の「止」の部分、中央の縦棒です。
7画目は6画目につなげて横棒を書きます。
8画目は6画目の左どなりに縦棒を少し短く書きます。
9画目は6画目と8画目の下に横棒を書き「止」を仕上げます。
10画目から「歳」の下側の部分です。左側に「ノ」を書いてはらいます。
11画目は10画目につなげて横棒を書きます。
12画目は囲った中の左側に横棒を小さく書きます。
13画目は12画目につなげて縦棒を小さく書きます。
14画目は12画目と13画目の左側に左はらいを小さく書きます。
15画目は13画目につながるように、左はらいを書きます。
16画目は6画目のすぐ下に、大きくななめの縦棒を書き、はねます。
17画目は16画目と交わるように左はらいを書きます。
18画目は「止」の下、16画目のすぐ右に点をうちます。
これらが、のぎへんに歳(穢)の書き方です。
のぎへんに歳(穢)の熟語は?
さらには、のぎへんに歳(穢)を用いた熟語についても確認していきましょう。
のぎへんに歳(穢)を使った熟語は
・汚穢
・穢土
・穢多
などがあげられます。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ のぎへんに歳(穢)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、のぎへんに歳(穢)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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