たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「火へんに登る(燈)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この火へんに登る(燈)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
火へんに登る(燈)の漢字の意味や読み方は?
それではまず火へんに登る(燈)の漢字の意味や読み方について見ていきましょう。
火へんに登る(燈)という漢字の読み方は音読みで「トウ」「ドン」、訓読みで「ひ」「あかし」「あかり」「ともす」「ともしび」となります。
火へんに登る(燈)の漢字は、「灯」の旧字体とされており、1980年代頃まで常用漢字として用いられていました。
古本などで、「燈台(とうだい)」「行燈(あんどん)」といった、この漢字が用いられていることばを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
火へんに登る(燈)の漢字は、「灯台(とうだい)」の「灯(とう)」、「行燈(あんどん)」の「燈(どん)」にあたる漢字ですので、「灯」の旧字体である事を知っておくと、音読みの「トウ」「ドン」もスムーズに覚えられそうですね。
訓読みの「あかり」「ともしび」には、明るく周りを照らすものや、照明として用いられる火という意味があります。
熟語としては先述の「燈台」「行燈」のほか、「洋燈」ということばがあり、これは西洋風のランプ(主に火を用いるもの)をさします。
灯りや照明全般を指す時に用いられる漢字であると覚えておくとよさそうです。
また、「燈明(とうみょう)」という仏教由来のことばがあります。
「自燈明・法燈明(じとうみょう・ほうとうみょう)」の言い回しで用いられ、自らが暗闇をともす灯りになりましょうという意味の教えとなります。
火へんに登る(燈)の漢字の部首や画数は?
なお、火へんに登る(燈)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、火へんに登る(燈)の漢字の部首は「ひへん」で、「ひ」とも言います。
画数は「16画」です。
火へんに登る(燈)の書き方や書き順は?
また火へんに登る(燈)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
火へんに登る(燈)の漢字の書き順は以下の通りです。
火へんに皇(煌)の1画目は火へんの左側の点の部分から始まります。
2画目は火へんの右側の点です。
3画目は火へんの「ノ」の部分で、点と点の間の上部から書き始め、左に払います。
4画目は3画目の真ん中よりやや下部分に点を打ちます。
5画目は「登」の左側の払いで、「火」の書き始めの右側から短く横棒を書き、左に折れて払います。
6画目は5画目の払いの上にある点で、払いの真ん中あたりに打ちます。
7画目は「登」の右側の1つめの点です。
8画目は「登」の右側の払いで、5画目の折れの部分と接するように書き始め、右に払います。
9画目は8画目に接する2つめの点です。
10画目は「登」の中にある「豆」の上部の横棒で、短くまっすぐ横に引きます。
11画目は「豆」の「口」の縦棒で、短く縦に引きます。
12画目は11画目の書き始めと同じ位置から書き始め、短く横に引いてまっすぐ下に折れます。
13画目は「豆」の「口」の下の横棒です。
14画目は「豆」の「口」の下にある左側の点です。
15画目は「豆」の「口」の下にある右側の短い払いです。
16画目は「豆」の下部分の横棒で、まっすぐ横に引きます。
これらが、火へんに登る(燈)の書き方です。
火へんに登る(燈)の熟語は?
さらには、火へんに登る(燈)を用いた熟語についても確認していきましょう。
火へんに登る(燈)を使った熟語としては、
・燈台
・行燈
・燈明
あたりが代表的です。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ 火へんに登る(燈)の意味や読み方や部首や画数や熟語や書き方や異体字は?
ここでは、火へんに登る(燈)の漢字の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説しました。
漢字はややこしいものが多いため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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